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フィアー・サーカス VD-355

フィアー・サーカス VD-355

作品紹介

公開年月  2014/09/08
ジャンル  ホラー
原作  なし
監督  アンドリュー・ジョーンズ
脚本  アンドリュー・ジョーンズ
製作  アンドリュー・ジョーンズ
製作国  アメリカ
鑑賞方法  動画配信サービス

あらすじ

町外れで行われる秘密のイベント「真夜中のホラー・ショー」はフラリと現れると、いつの間にか消えている。
神出鬼没な大人向けのショーの後には、必ずと言っていいほど失踪者が出るという。

登場人物&出演者

デイモス・モロー博士(演:ジャリッド・モーガン)
「真夜中のホラー・ショー」のホスト。モロー一家の大黒柱で、自分が絶対的なルール。
ジャリッド・モーガンは代表作に『The Amityville Asylum』、『死霊館のシスター』などがあります。
妻を亡くしてから一人で子供たちと殺人の旅をするが、ヴィーナスだけを贔屓している。
逆に何かと反論してくるアポロに厳しい態度を取り、他の兄弟にはあまり興味がない様子。
妻の写真を見ていた時に気持ちが落ち着き、それまでのアポロへの無礼を侘びていた。
最後はデュークに捕まってしまい、逃げる時に致命傷を負い、アポロをホストに指名した。

ジェイナス・モロー(演:リー・ペイン)
「真夜中のホラー・ショー」の団員。腹話術師。ショー以外にも人形と普通に会話している。
リー・ペインは代表作に『ジュラシック・プレデター』、『ロバート/最も呪われた人形』などがあります。
実際は二重人格のような状態になっていて、荒々しい性格は人形を介して二人で会話する。
なぜか芸能事務所のスカウトに誘われ、家族に言わずオーディションを受けるも落ちた。
人形がスカウトとその妻を殺すと、ブチ切れるも逆に人格を殺されて支配されてしまう。
最後はデュークに家族とともに捕まるが、アポロとヴィーナスたちに助け出される事になる。

トリンキュロ・モロー(演:ネイサン・ヘッド)
「真夜中のホラー・ショー」の団員。ピエロ。ショー以外でも常にピエロのメイクをする。
ネイサン・ヘッドは代表作に『The Book and the Cover』、『Virus of the Dead』がある。
その理由は酒場でのケンカに巻き込まれ、体の大半をヒドい火傷を負って隠す為だった。
散歩している時にケンカしていたカップルの女性を助け、仲良くなってデートを約束した。
女性といい感じになるが、よりを戻した彼女の裏切りを知って、両者ともにぶっ殺した。
最後はデュークに家族とともに捕まるが、アポロとヴィーナスたちに助け出される事になる。

アポロ・モロー(演:サム・ハーティングス)
「真夜中のホラー・ショー」の団員。奇術師。父親の手伝いをさせられ毎度怒られている。
サム・ハーティングスは代表作に『The Midnight Horror Show』、『The Enemy』がある。
なんとか自分の意見を述べようとするが、その度に父親から劣化の如く怒られてしまう。
他の兄弟と違って父親に何かと怒られたり、ヴィーナスとはライバル心を燃やしたりする。
デュークに捕まってしまうが、奇術師らしく手錠を外して反撃して兄弟たちを助け出す。
最後は父親を助けるも結局は撃たれて死ぬが、指名されてホストとしてショーを続けた。

ヴィーナス・モロー(演:シャーイーン・アッシュトン)
「真夜中のホラー・ショー」の団員。踊り子の紅一点。毎度のように父親から褒められる。
シャーイーン・アッシュトンは代表作に『In Me』、『Portal』などがあります。
亡くなった母親と似ているせいで、父親から贔屓され、それで自分の立場を保っている。
殺した観客の後処理を手伝おうとするも、アポロが横槍していつもケンカをしていた。
酒場で飲んでいるとデュークに捕まってしまい、最後に殺される為に拷問を受けていた。
最後はアポロの活躍で脱出し、投げナイフでデュークを殺し、父親を助け出した。

デューク(演:ケヴィン・ホーシャム)
殺し屋。モロー一家に殺された女性観客の父親から依頼され、多額の報酬を受け取った。
ケヴィン・ホーシャムは代表作に『Für meinen Vater』、『Bruno』などがあります。
独自の情報網を使ってモロー一家の素性を知って、その情報を流した男をしっかりと始末。
まずは酒場で飲んでいたヴィーナスを簡単に見つけて、簡単に捕まえてアジトに連れて行く。
仲間にも声をかけると、他の兄弟や父親を簡単に捕まえ、依頼主の希望通り拷問していく。
最後はヴィーナスの投げナイフで倒れ、父親をぶっ殺すもアポロに滅多刺しにされて死亡。

感想

個人的な評価

本作は『ロバート』シリーズ、『ジュラシック・プレデター』などで知られるアンドリュー・ジョーンズが手がけています。
もちろん、アンドリュー・ジョーンズは監督だけじゃなく、脚本、製作なども手がけているという感じになります。
これまでゴミ映画に近い作品を多く手がけたアンドリュー・ジョーンズ監督だが、本作も例に漏れず、なかなかのゴミ映画寄りの作品となりました。
アンドリュー・ジョーンズ監督の常連であるリー・ペインがメインに近い扱いだが、内容が内容なので微妙な立ち位置になっていました。
本作は簡単に言ってしまえば、ショーをしながら観客を捕まえて殺し回っている殺人鬼一家という事になります。
当然のように細かい設定など考えているはずもなく、この家族がなぜ殺人をしているのか一切触れず、逆に追い詰められる事になる。
殺人鬼一家、ピエロ、奇術師、踊り子、腹話術師とショーに出る役者が一通り揃って、それぞれが得意分野で殺人をしていくと思いました。
しかし、実際は殺された観客の父親が金持ちで、娘の恨みを晴らす為に殺し屋を雇って殺人鬼一家を拷問しながらぶっ殺してもらう流れになる。
その間に腹話術師は芸能事務所からスカウトを受け、ピエロはある女性に片思いし、奇術師は父親と姉の確執に悩まされるなど、エピソードが飛び飛びになっている。
それぞれの見せ場を作ろうとした結果、全部が中途半端になってしまい、肝心の殺人鬼一家のショーによる殺人は冒頭の一度しかないという本末転倒な展開でした。
残念ながらタイトル詐欺であり、期待させるようなジャケットとかけ離れた退屈な内容はアンドリュー・ジョーンズ監督らしいゴミ映画寄りの作品となりました。