アタック・オブ・ザ・ジャイアント・ケーキ RE-1739

作品紹介

公開年月  1999/12/24
ジャンル  パニック/アクション/コメディ
原作  なし
監督  パノス・H・コートラス
脚本  パノス・H・コートラス
製作  パノス・H・コートラス
製作国  ギリシャ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

西暦200X年、ギリシャの空にUFOが現れた夜、事件が発生する。
事の発端はUFOに載っていた謎の宇宙人ギャルで、彼女たちが放ったエネルギー体により少年が犬に与えたケーキ。
それはケーキによく似たギリシャの伝統料理であるナスと挽肉でできた「ムサカ」だった。
巨大化したケーキは街の至るところに出没し、人々を阿鼻叫喚のパニック地獄へと追い詰めるのであった。

登場人物&出演者

ターラ(演:ヤニス・アンジェラキス)
ジョイ(演:マイリアム・ヴォウロー)
アレクシス(演:クリストス・マンダカス)
アントニス(演:グリゴリス・パトリカレアス)
エヴィ(演:テーミス・バザカ)

感想

個人的な評価

どうやら本作は特定の主人公はいない群像劇みたいな多くの登場人物がパニックに巻き込まれるタイプの作品です。
とりあえず、目立っているのは大柄なオカマであるターラを演じるヤニス・アンジェラキスです。
元々は俳優として活動していて、当然ながらオカマではないのですが、堂々とした演技でなぜか女性に見間違うような感じでした。
ネタなのか分かりませんが、どうやら受験生のようだが、笑いを誘っているなら明らかにスベっていました。
ムサカを巨大化させた宇宙人は下着姿の女性で、1人を除いてはみんなスタイルが良くて美人というワケの分からない設定。
全体的にコメディを意識しているせいか、下ネタはオンパレードで笑えないブラックジョークがたっぷりである。
特に場面の切り替わりではやたらとセックスシーンがあって、どんな意味があるのか分からない。
細かいところで科学者らしき人たちの白衣はピンクで、なぜか全員が揃ってゲイという設定。
映像の方は家庭用ビデオのレベルであり、CGも当然ながら大したレベルじゃなく、学生が作る程度でした。
バカ映画という意味で巨大化したムサカが無差別に人々を殺していくが、なぜそうなるのか説明はまったくなかった。
巨大化しているので人を押し潰すような感じで殺すはずだが、なんだかそう見えないのはなぜだろうか。
それにムサカが動いているシーンがヒドイというレベルじゃなく、90年代の作品とは思えないまるで80年代にタイムスリップしたかのような映像でした。
内容もメチャクチャであり、なぜか途中で歌が入ったりして、何をイメージして作っているのか分からない。
とにかく、本作の演出は監督独特な世界観に満ちていて、監督以外はまったく理解できないでしょうね。