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シャーク・ナイト RE-2713

シャーク・ナイト RE-2713

作品紹介

公開年月  2012/07/14
ジャンル  パニック/ホラー
原作  なし
監督  デヴィッド・R・エリス
脚本  ウィル・ヘイズ、ジェシー・ステューデンバーグ
製作  マイク・フライス、リネット・ハウエル、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

美しい水と緑に囲まれたクロスビー湖にやって来た大学生のサラと六人の仲間たち。
しかし、取り残された男たちに向けて、本来存在しないはずの湖に大小様々なサメが彼らを襲い始める。
屈強なアメフト奨学生マリクが負傷すると、地元ダイバーのデニスたちが救助に向かうが、それは彼らの仕掛けた残酷なショーだった。

登場人物&出演者

・ニック(演:ダスティン・ミリガン)
主人公。医科大学院の入試に精力を出していた。同部屋のゴードンによって邪魔される。
ダスティン・ミリガンは代表作に『ファイナル・デッドコースター』、『バタフライ・エフェクト2』などがあります。
結局は憧れている大学のマドンナであるサラの別荘に行くというマリクの誘いに乗った。
クロスビー湖では水上スキーをするマリクの為に運転するが、彼の大ケガを招いてしまう。
医者志望らしく適切な処置をしていくが、段々と頭脳よりも肉体派へと変貌を遂げる。
最後は医術とは関係ない肉弾戦を敢行して、デニスたちを退けてサラを救出して助かった。

・サラ(演:サラ・パクストン)
ヒロイン。大学のマドンナ。いつも飼い犬のシャーマンと一緒。クロスビー湖に別荘を持つ。
サラ・パクストンは代表作に『愛しのアクアマリン』、『スーパーヒーロームービー!!最‘笑’超人列伝』などがあります。
大学に入ってから誰とも付き合わず、パーティにすら行かず、ずっとシャーマンと一緒。
実は過去にデニスと付き合っていたが、ちょっとした事故で彼の顔に傷をつけて後悔する。
デニスや保安官たちが結託して危険な映像を撮っていて、その被写体に選ばれてしまう。
最後はゲージを破ってきたホオジロザメに襲われるが、ニックによって助け出された。

マリク(演:シンカ・ウォールズ)
大学ではアメフト奨学生であり、ドラフトには10位以内が確実とされる将来有望な選手。
シンカ・ウォールズは代表作に『Choose Connor』、『The 15:17 to Paris』があります。
元々は貧乏人でアメフト選手を目指して大学に入学し、成績により奨学金を得ている。
家庭教師であったニックのおかげで奨学金を維持できて、その礼に週末の旅行に誘った。
クロスビー湖では水上スキーをやっていた時にサメの襲撃を受け、右腕を切断される。
最後は水上バイクで連れて行くブレイクを助けるべく、自らサメのエサになって死亡した。

ベス(演:キャサリン・マクフィー)
サラの友人。ビッチとして友人たちの間で有名で、全身にタトゥーを入れている。
キャサリン・マクフィーは代表作に『キューティー・バニー』などがあります。
イケメンならば、無条件で寝るビッチであり、友人のブレイクとも寝ているという。
クロスビー湖に到着してからは、自慢のスタイルを披露するも相手がなぜかゴードン。
最後は動揺して早く帰りたいという思いでデニスの船に乗るが、サメのエサにされてしまう。

ゴードン(演:ジョエル・デヴィッド・ムーア)
ニックとは同部屋。ヒョロ男。大学を留年しているが、構わずにネットゲームをしている。
ジョエル・デヴィッド・ムーアは代表作に『ドッジボール』、『アバター』などがあります。
女っ気のないニックを心配して、なんとか大学のマドンナであるサラとくっつこうとする。
クロスビー湖に来てからはビッチとして知られるベスに目をつけてなんとか口説こうとする。
マリクが大ケガをして緊急ヘリを呼ぶべく、やって来たデニスの船にベスと乗り込む。
最後は正体を明かしたデニスに撃たれ、湖の落ちて泳いで逃げるも結局はサメに食われた。

ブレイク(演:クリス・ジルカ)
大学内ではヌードモデルをしている。日焼けが自慢で自分の性器まで焼いているという。
クリス・ジルカは代表作に『ピラニア/リターンズ』、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズなどがあります。
自慢の肉体を惜しげもなくヌードデッサンで披露して、女学生たちにも色目を使っている。
友人たちの間でビッチとして有名なベスと一度寝ているが、特にマイナスイメージではない。
クロスビー湖では大ケガをしたマリクを心配し、ボートを運転していたニックを責めた。
最後はマリクを病院に送ろうと水上バイクを走らせるが、結局はホオジロザメに食われた。

マヤ(演:アリッサ・ディアス)
ラテン系の女性でマリクの恋人。マリクが貧乏人時代からの付き合いで誰よりも彼を知る。
アリッサ・ディアスは代表作に『ベン10:謎のチップを追え!』、『レッド・ドーン』などがあります。
週末の旅行では車を出して、タトゥーを彫っていたベスにも連絡を取っていた。
クロスビー湖では変わらずマリクを一緒にいて、水上スキーをやる彼を笑顔で見守った。
マリクが大ケガを負ってしまい、当然のように誰よりも心配してずっと傍を離れなかった。
最後はマリクの為にボートで連絡を取ろうと乗り込むが、サメの襲撃で水に落ちて食われた。

グレッグ(演:ドナル・ローグ)
保安官。湖をパトロールして、時給12ドルで退屈な毎日を送る。サラとは顔見知りである。
ドナル・ローグは代表作に『ブレイド』、『ゴーストライダー』などがあります。
最初はサラたちのボートを追っていたが、単なる挨拶代わりで陽気に会話をして立ち去った。
実はデニスと結託してサメが人を襲っている映像を撮り、それで一儲けしようと考える。
持ってきたスープでデニスを眠らせるが、飲まなかったサラにバレ、危うく殺される事に。
最後はニックが機転を利かして拘束から脱出し、イタチザメがいる水に落ちて食われた。

レッド(演:ジョシュア・レナード)
デニスの相棒。自ら歯をサメのように尖らせている。態度は非常に悪く下品な言動をする。
ジョシュア・レナードは代表作に『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』、『イフ・アイ・ステイ/愛が還る場所』などがあります。
釣りエサの店先でマヤを見ていて、ラテン系の彼女をメイド呼ばわりしてマリクが激怒する。
当然のように怒ったマリクに胸ぐらを掴まれるが、颯爽と登場したデニスにより助かる。
デニスと結託したサメが襲う映像を撮っていて、彼と同様にそれを楽しんでいる様子。
最後はニックに羽交い締めされて銃を突き付けられるが、デニスの投げナイフで殺された。

デニス(演:クリス・カーマック)
クロスビー湖でダイビング教室をしていた。現在はレッドと組んで漁師をやっている。
クリス・カーマックは代表作に『バタフライ・エフェクト3/最後の選択』、『イントゥ・ザ・ブルー2』などがあります。
顔に大きな傷を持っているが、過去に恋人だったサラのせいで付けられて今でも忘れず。
やって来たサラの友達にイチャモンをつけるが、彼女の制止によってその場から立ち去った。
実は湖に46種類のサメを放流し、カメラを取り付けて人を襲う映像を撮っていたという。
最後はサラに復讐しようとしたが、ニックの邪魔で失敗して逆にホオジロザメに食われた。

感想

個人的な評価

本作は『デッドコースター』や『セルラー』で知られるデヴィッド・R・エリス最後の監督作品となります。
特に代表作とも言える『スネーク・フライト』はインターネット上で大きな話題を呼んだ。
本作はいわゆるサメ映画の一本であるが、残念ながら王道とはかなり違った趣向である。
サメ映画と言えば、凶悪なサメが何も知らずにやって来たバカ者(若者)たちを襲って食っていくのがセオリーである。
しかし、そういう王道を嫌ったのか、デヴィッド・R・エリス監督は違った視点からサメを使っていました。
個人的に「違う」と思ってしまうほどに期待していたサメ映画とかけ離れた内容にガッカリしました。
とにかく、サメは本能に任せて人を襲っていくのが醍醐味だが、本作は仕掛けられた罠の一部としてしか機能していなかった。
別にサメである必要性がなく、サメ映画というジャンルに入れるべきか悩んでしまうほどにムダ使いのように感じた。
同時にサメの使い方が間違っていて、海じゃなくても、陸地でも同じような事ができるから「違う」と思ってしまいました。
やはり、サメ映画は理不尽にサメが人を本能で襲っているが、意外にも頭脳戦で追い込んでいく矛盾な展開が面白いはずである。
人間は単純にサメの餌食になるだけで、彼らを誘導するというのはありえないのです。
だが、本作は完全に人間の都合で利用されただけで、サメ映画としての魅力はほぼないという感じでした。
何よりサメ映画のいいところは、バカたちを次々と食っていき、主人公やヒロインによって爆破四散されるのが醍醐味である。
それを履き違えた本作では、人間が黒幕でサメたちを利用しただけで、本来のサメ映画の魅力を完全に潰してしまっている。
本作の魅力としては46種類のサメだという思われるが、実際は4種類ぐらいしか登場せず、最後は王道パターンのホオジロザメというのは微妙でした。
せっかく46種類を自慢しているのだから、もっと違ったサメを出しても良かったと思う。
それをホオジロザメに頼った時点でダメ出し、そもそも王道から外れているから全体的に微妙な印象でしかなかった作品でした。

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