ゾンビ・アルカトラズ RE-2944

作品紹介

公開年月  2012/10/27
ジャンル  ホラー/アクション
原作  なし
監督  ニック・ライオン
脚本  キース・アラン、デロンドラ・ウィリアムズ、ほか
製作  デヴィッド・マイケル・ラット
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

20XX年、ゾンビに支配されたサンフランシスコで生き残った人々は、アルカトラズ島に逃れ絶望的な日々を送っていた。
静物爆社のリンとハルパーンは、ゾンビウイルスのワクチン開発を必死に研究するが、ゾンビの群れは海を渡って押し寄せてくる。
ついにアルカトラズ島がゾンビたちに襲撃され、人々は生き残るべく最後の戦いに挑もうとするのだった。

登場人物&出演者

リン博士(演:マリエル・ヘミングウェイ)
主人公。海洋生物学者。アルカトラズ島でハルパーンとともにワクチンの開発に奔走する。
マリエル・ヘミングウェイは代表作に『マンハッタン』、『スーパーマン4/最強の敵』などがあります。
アルカトラズ島にもゾンビが殺到し、限界だとしてカスピアンの提案で脱出をした。
ワクチンを開発したアーノルド博士の元に行くと決めて、カスピアンたちと別れる事になる。
道中で挫折して諦めようとしたが、マーシャルの励ましやアシュリーの言葉で立ち上がる。
最後はアーノルド博士を探し出して、ヘリを使って脱出して安全な場所を目指す事になった。

マーシャル(演:イーサン・サプリー)
アルカトラズ島に住む生き残りの一人。元空軍。カスピアンが最も頼りにしていた人物。
イーサン・サプリーは代表作に『エボリューション』、『アンストッバブル』があります。
アルカトラズ島では主に警備を担っていたが、度重なるゾンビの襲撃で持たないと判断する。
カスピアンの提案で島を出たが、ワクチンを探すリン博士の考えに賛同して付いていく。
途中で挫折しようとしたリン博士を励まし、なんとかなるとしてワクチン探しをする。
最後は腕を噛まれて切断するが、なんとかヘリを飛ばして安全な場所を目指す事になる。

カイル(演:チャド・リンドバーグ)
アルカトラズ島に住む生き残りの一人。カスピアンに育てられた血の繋がっていない息子。
チャド・リンドバーグは代表作に『ワイルド・スピード』、『オールド・ルーキー』がある。
カスピアンに絶対的な忠誠心を持ち、リン博士と別々の道を歩むと仕方なく付いていく。
豪邸で食料と水を調達していたが、カスピアンが噛まれてゾンビになって必死に逃げ出す。
なんとかリン博士たちと合流し、恋人のような関係だったアシュリーとの再会を喜ぶ。
最後はアーノルド博士を見つけて、ヘリで脱出するも噛まれるがワクチンが効いて助かる。

アシュリー(演:ヘザー・ヘメンズ)
アルカトラズ島に住む生き残りの一人。リン博士を最も信頼していて一緒に行動する。
ヘザー・ヘメンズは代表作に『新・三銃士/ニュー・ジェネレーションズ』などがあります。
アルカトラズ島が限界だと知って脱出し、リン博士が求めるワクチンを探すべく同行する。
妊娠した女性が噛まれ、リン博士が赤ん坊を取り出して抱き上げるもゾンビ化して落胆する。
実は2ヶ月前から妊娠していて、なんとか赤ん坊を産もうと決心するも不安が募っている。
最後は未来のない世界に絶望してしまい、結局は自殺を選んで路面電車で自爆をした。

ボブ(演:アンディ・クレメンス)
アルカトラズ島に住む生き残りの一人。初老の男性で、今までの出来事を日記に書いている。
アンディ・クレメンスは代表作に『アルティメット・ディザスター』、『エアポート2012』などがあります。
アルカトラズ島がゾンビに襲撃されると、彼らを駆除するべく戦闘に参加して倒していた。
一段落すると日記を書こうとするが、危険はまだあるとしてカスピアンに注意された。
最後は豪邸で食料や水を調達していたが、ゾンビと化したカスピアンに襲われて死亡した。

カスピアン(演:ダニー・トレホ)
アルカトラズ島に住む生き残りの一人。マーシャルとともに島の警戒をしていた。
ダニー・トレホは近年の出演作に『トゥームストーン/オーバーキル』、『デス・レース4/アナーキー』などがあります。
銃の扱いに慣れていて、アルカトラズ島へ襲撃するゾンビを発見すると警報を鳴らした。
アルカトラズ島は限界だとして脱出するが、生き延びる事を優先してリン博士たちと別れる。
安全な場所を確保するべく、近くにある豪邸に入って食料や水を掻き集めていた。
最後は油断して住人に噛まれ、ゾンビ化してカイルを襲おうとするも反撃されて倒れた。

ハルパーン博士(演:レヴァー・バートン)
生物学者。リン博士とともにアルカトラズ島でゾンビウイルスのワクチン開発に奮闘する。
レヴァー・バートンは代表作に『スター・トレック/叛乱』、『ALI/アリ』などがあります。
アルカトラズ島にもゾンビが襲撃して、最愛の娘が感染して一人だけ残る事になる。
その間も義手にはウイルスが感染しない事を発見し、電気による刺激が有効だと気付く。
なんとか感染した娘を助けようと様々な手を実験するも一向に効果が出ずに頭を抱えていた。
最後は娘を心配して肉を与え、その様子を記録した時に腕を掴まれ、諦めて自爆した。

アーノルド博士(演:フレンチ・スチュワート)
ゾンビウイルスのワクチンを開発したと記憶を映像に残した。チンパンジーを被験者とする。
フレンチ・スチュワートは代表作に『ホーム・アローン4』、『サベイランス』があります。
研究所はゾンビの大群に襲われてしまい、被験者だったチンパンジーも暴れてしまう。
もう一体の被験者だった犬も置いて脱出すると、そこでワクチンを完成させて自身に投与。
効果を証明する為に噛まれる覚悟がなく、リン博士たちがやって来て脱出の機会を得る。
最後は噛まれたカイルにワクチンを投与させて効果が出て、ヘリで安全な場所へ脱出した。

感想

個人的な評価

本作はみんな大好きアルバトロスとアサイラムによるタッグの作品となります。
監督のニック・ライオンも常連で代表作に『スピーシーズ4/新種覚醒』や『ゾンビ・クロニクル2』などが知られています。
いつものタッグであるが、意外にも今回はグダグダにならず素直な感じで物語が進みます。
予想していたよりもゾンビとの対決が多かったが、主人公たち意外はあっさりと殺されます。
大々的に顔が出ているダニー・トレホも主人公側じゃないので、序盤だけで目立ってあっさりと退場してくれます。
ダニー・トレホの序盤だけは活躍する毎度のパターンながら、今回はかなり頑張った方じゃないかと思う。
主人公のリン博士役のマリエル・ヘミングウェイは、あの文豪アーネスト・ヘミングウェイの孫娘だという。
それだけしか注目する部分がなく、特に演技が上手いワケじゃないし、美人でもないけど主人公として頑張っていました。
物語としては生き延びるとともにワクチンを開発した博士を助け出す事だが、なんだか全体的にあっさりした展開であった。
安全だと思った場所に入って、ゾンビが現れて襲われるというパターンを何度か繰り返しているせいで飽きてしまう。
緊張感も全体的になく、主人公側は補正があるおかげで更に緊張感もまったくありません。
結局、ワクチンはすでに完成していて、博士を助け出してヘリで脱出する面白味のない終盤の展開も既視感がたっぷりでした。
ゾンビのタイプはクラシック型で低予算のワリにはメイクはしっかりしていると思います。
本作には新鮮味という言葉がまったくないし、独自性もなく、ダニー・トレホのちょっとしたアクションしか楽しむ事ができない作品でした。