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アストロ・ゾンビ/クローン人間の復讐 RE-3246

アストロ・ゾンビ/クローン人間の復讐 RE-3246

作品紹介

公開年月  2004/10/26
ジャンル  ホラー/SF
原作  なし
監督  テッド・V・マイクルズ
脚本  テッド・V・マイクルズ
製作  テッド・V・マイクルズ
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

怪人・殺人鬼アストロ・ゾンビが宇宙人ジーキスらによりクローン化された。
彼らは人間を捕まえると、洗脳して血液を緑に交換し、意のままに操れるようにしていた。
アストロ・ゾンビたちをボルチモアの町に放つと、女スパイのサタナは偽アストロ・ゾンビをでっち上げて世界各国の要人に売買しようとするのだった。

登場人物&出演者

ジェフ・ランカスター(演:ショーン・モレッリ)
FBI捜査官。街中で正体不明のアストロ・ゾンビが虐殺をして詳細を知る為に招集される。
ショーン・モレッリは代表作に『人間ミンチ』、『Paranormal Extremes: Text Messages from the Dead』などがあります。
正体不明のアストロ・ゾンビが暴れ回っても何もせず、大統領執務室で弁明をしていた。
恋人のシンディとのデートで彼女に情報の横流しを頼まれるが、仕事として拒否していた。
シンディとともにマルヴィラに捕まってしまい、顔を殴られる拷問を受けるも情報を話さず。
最後は相棒のマックが助けてくれて、ジーキスと敵対する宇宙人が後処理をしてくれた。

シンディ(演:ブリンク・スティーヴンス)
テレビ局の報道室で働いている。恋人のジェフから情報を聞こうとするも拒まれてしまう。
ブリンク・スティーヴンスは代表作に『アドベンチャー・オブ透明人間』、『TATARI 02』などがあります。
いつもジェフと一緒にだが、傍目から見ると自分の出世の為に付き合っているように見える。
アストロ・ゾンビによって人々が虐殺されている現場へ笑顔で行き、危機感を一切持たず。
サターナからアストロ・ゾンビの情報を聞こうとするが、逆に捕まってジェフも捕まる。
最後はジェフの相棒マックに助けられ、無事に帰った喜びをダイナーで乾杯していた。

マック(演;スコット・ミラー)
FBI捜査官。ジェフの相棒。いつも恋人のシンディと行動していると同僚に話していた。
スコット・ミラーは代表作に『2012』、『コンカッション』などがあります。
数日経過しても相棒からの連絡がないと分かり、車がレストランに放置されていると知る。
現場に駆けつけてジェフの車を調べても何も見つからず、発信が途絶えた場所を探った。
マルヴィラたちが世界の要人たちと取引する現場に紛れ込み、ジェフたちを見つける。
最後は襲いかかるゾーカーを射殺し、ついでにマルヴィラも死んで、三人で乾杯をしていた。

クリスタル(演:リズ・リネイ)
老齢の女性。画家として活躍している。過去に宇宙人に拉致されたとしてテレビに出演する。
リズ・リネイは代表作に『デスペレート・リビング』、『人間ミンチ』などがあります。
一度話したら止まらないマシンガントークを展開し、拉致の証拠である左胸のアザを見せる。
テレビ出演が終わると、記者から独占インタビューを依頼されると快く引き受けていた。
最後はレストランで独占インタビューを受け、マシンガントークと左胸のアザを必ず見せた。

ゾーカー(演:スコット・ブラックシャー)
マルヴィラの忠実な部下。あくまで体を動かす役目で、意見をすると平手打ちを食らう。
スコット・ブラックシャーは代表作に『Cauldron: Baptism of Blood』、『Paranormal Extremes: Text Messages from the Dead』などがあります。
いつもマルヴィラに対する不安な表情を浮かべるが、結局は彼女の命令に従っている。
アストロ・ゾンビみたない格好になって、世界の要人たちの前でカップルを惨殺していた。
シンディとジェフの誘拐も手伝い、反抗されるとすぐにキレるもマルヴィラに注意される。
最後は取引の場に入ってきたマックに撃たれ、その勢いでマルヴィラを刺し殺してしまう。

マルヴィラ・サターナ(演:トゥラ・サターナ)
女スパイ。街中でアストロ・ゾンビたちが繰り広げる殺戮を見て金儲けを思いつく。
トゥラ・サターナは代表作に『あなただけ今晩は』、『ファスタープッシーキャット/キル!キル!』などがあります。
こき使っている部下のゾーカーに色々と命令し、意見したら平手打ちをする自己中な性格。
ゾーカーにアストロ・ゾンビの格好をさせ、世界の要人たちに兵器として売ろうとする。
詳しい情報を得ようとシンディとジェフを誘拐するが、結局は有用な情報を得られず。
最後は取引の場に来たマックを撃とうとするが、ゾーカーのナタが腹に刺さって死亡した。

ジーキス(演:アントン・フンテク)
地球侵略を企んでいる宇宙人。人間を拉致して、不死身のアストロ・ゾンビに変える。
アントン・フンテクは本作が長編映画デビュー作となります。
部下たちに拉致した人間の血を緑の血と入れ替え、ナタを渡して兵器として繰り出させる。
定期的に周波数が届かない事を部下に話し、その場合はアクティブになると説明する。
敵対する宇宙人の邪魔を知ると、準備万端だと部下たちに話し、アストロ・ゾンビを出す。
最後は敵対する宇宙人に侵入され、呆気なく殺されてしまい、宇宙船も破壊された。

感想

個人的な評価

本作はカルト的な人気を博した『Astro-Zombies”(1968)』の新世紀版となります。
もっと簡単に言ってしまえば、36年ぶりの続編になっていて、当時のキャストも起用された作品となっています。
監督、脚本、製作など裏方のすべてを務めたテッド・V・マイクルズはカルト的な作品を多く手がけているようです。
残念ながら本作で初めて知りましたが、他の作品もちょっと気になりました。
低予算映画という事で何から何まで手作り感満載であり、クソ映画じゃなくてゴミ映画に近いような雰囲気である。
しかし、そこは一作目がカルト的な人気を博した実績があるので、本作では遠慮する事なくテッド・V・マイクルズのやりたいようにやっている。
さすがに前作のキャストは年老いていて演技もセリフを言うだけで必死だが、一生懸命やっているから許せるような感じです。
肝心のアストロ・ゾンビはまるでショッカーのような感じで、正確にはゾンビというカテゴリーに入るのか微妙である。
一応、本作は2004年に製作されてCGなんかも使っているが、宇宙人やゾンビの造形、宇宙船内の装置、大統領執務室の狭さなど、予算を抑えるのが大変だっただろうと伝わってきます。
そんなコントみたいな状態であっても、脚本はそれなりに難しそうな専門用語を並べ、なぜか科学者の名前が覚えにくくしてごまかしの工夫をしています。
最初はなかなか楽しい雰囲気ですが、映像と脚本のギャップで脳が疲れてしまい、さすがに途中から意識が飛びそうになりました。
ラストも結局は敵対する宇宙人がやって来て、さっさと侵略する宇宙人をぶっ殺し、今後も地球を守ると言って飛び去っていきます。
かなり雑な結末になりましたが、そうしないと予算がなくなってしまうだろうと思います。
どうやら本作はこの後に二作も続編があるようだが、レンタルできるかは微妙だが、できるならば是非とも鑑賞したいです。