作品情報
公開年月 | 2005/08/19 |
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ジャンル | パニック/アクション |
原作 | なし |
監督 | ジム・ウィノースキー |
脚本 | ジム・ウィノースキー、ビル・モンロー |
製作 | ポール・ハーツバーグ |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | テレビ(午後のロードショー) |
あらすじ
イスラ・ダマ島と呼ばれる孤島で行われる米軍の極秘実験。
遺伝子操作による実験材料として選ばれたコモドオオトカゲとキングコブラは巨大化し、兵士や研究員を襲っていた。
一方、環境保護団体の一行は軍による実験の実態を暴こうと、テレビクルーとともに立ち入り禁止のイスラ・ダマ島へ向かう。
しかし、事態を重く見た軍上層部は2頭の殲滅を図るべく、生存者もろとも島を爆撃する。
登場人物&出演者
・マイケル・A・ストダード(演:マイケル・パレ)
主人公。船長。元空軍兵士。たっぷりの報酬さえもらえれば違法である無人島に行きます。
マイケル・パレは近年の出演作には『バトルスティール』、『アルティメット・エージェント』などがあります。
まさに“主人公補正”と言わんばかりのキャラクターであり、終始に渡って余裕を漂わせる。
そんな主人公補正は持っている拳銃にも及び、劇中では一度も装填をしていません。
威力は大して事ないけど、それ以上に無限の弾丸はスゴイとしか言えないです。
・スーザン・リチャードソン博士(演:ミシェル・ボース)
ヒロイン。巨大化する動植物の研究をしていた博士の娘で、島では無傷で生き残っていた。
ミシェル・ボースは主にテレビドラマシリーズなどで活躍しています。
アバンタイトル、それから中盤から登場するが、当然のようにヒロインとして居座る。
主人公補正ほどじゃないが、巨大生物がいる島で最終的に無傷で脱出するのは補正がある。
・ジェリー(演:ライアン・マクタヴィッシュ)
環境保護団体の一人。マイケルにイスラ・ダマ島へ連れて行くように頼む。
ライアン・マクタヴィッシュは10作ほどに出演し、近年はテレビドラマで活躍します。
最初は意気揚々と登場するけど、状況が危なくなると役に立たなるという典型です。
なぜか一人だけ巨大化したヒルに噛まれて、巨大化フラグがあったのにあっさりと退場する。
・キャリー(演:レニー・タルバート)
女優で環境保護団体に参加する。ジェリーとは恋人同士で売名目的で参加する。
レニー・タルバートは6作ほどに出演するが、近年は目立った活躍がありません。
なんの為に出てきたのか分からないほど、劇中で何一つ役に立たなかった。
・テッド(演:テッド・モンテ)
環境保護団体の一人。ジェリーの友人でイスラ・ダマ島へは旅行気分で行くバカ。
テッド・モンテは54作ほどに出演し、近年はテレビ映画や劇場未公開映画で活躍する。
イスラ・ダマ島に到着して、早々に妹を失っているが、基本的に役立たずです。
・ダーラ(演:グローリー=アン・ギルバート)
環境保護団体の一人。植物の知識を持っていて、国家の環境機関への就職が内定。
グローリー・アン・ギルバートは30作ほどに出演し、ほとんどがテレビ映画です。
主な役割は死亡フラグ、知識あるキャラクター、あとはおっぱい要員でした。
・サンドラ(演:ジェリー・マンゼイ)
フリーのジャーナリスト。ジェリーに誘われて特ダネを狙って同行する。
ジェリー・マンゼイは12作に出演し、近年は主にテレビドラマシリーズなどで活躍する。
さすがはジャーナリストというだけあって、何があってもカメラを回し続ける典型です。
・ダーク(演:レネ・リヴェラ)
カメラマン。サンドラとともに特ダネを期待して同行する。
レネ・リヴェラは57作に出演し、そのほとんどはテレビドラマシリーズとなっています。
存在がすぐに忘れてしまうほど影が薄く、すぐに食われる要員として役目を果たす。
感想
個人的な評価
本作はテレビ映画で巨大化した生物が主人公たちに襲いかかるというB級映画らしい作品。
バカ映画だけど真面目にやっているので、尚更ギャグにしか見えないという展開です。
そんなギャグ映画で主演を務めるのは今やベテラン俳優となったマイケル・ペレ。
マイケル・パレは『ストリート・オブ・ファイヤー』で一躍有名になるが、その後はパッとしない活躍だった。
そんなマイケル・パレの主演作がテレビ映画になるのは、ちょっとばかり残念に思える。
しかし、マイケル・パレが主人公だから終始に渡って一人だけ余裕を漂わせる。
他の登場人物たちが危機的な状況の中で慌てるが、マイケル・パレだけは余裕綽々です。
しかも、主人公補正は標準装備であり、彼自身に限らず持っている拳銃にも及びます。
劇中では合計100発以上も弾を撃っているけど、一度もマガジンを交換しないという主人公補正が最強すぎる。
ただ、それ以上にどんなに弾を撃ち込んでも効かない巨大怪物たちの大概だが。
仲間は頭数を揃えるだけであり、余裕のある主人公を引き立てる為だけにいる感じだ。
その中で巨大化したヒルに背中を噛まれているバカがいるけど、なぜか何かを背負って歩いているのです。
背中が血だらけになっているのに、何か背負っているのは明らかにおかしすぎる。
やはり、こういう作品はツッコミながら楽しむのが基本的な鑑賞方法だと分かります。