キンダガートン・コップ2 RE-2304

作品紹介

公開年月  2016/05/18
ジャンル  コメディ/アクション
原作  なし
監督  ドン・マイケル・ポール
脚本  デヴィッド・H・ステインバーグ、ティモシー・ハリス、ほか
製作  マイク・エリオット
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

マフィアが狙う重要な連邦証人保護プログラムの秘密情報入りフラッシュドライブがとある幼稚園に隠されていた。
タフなFBI捜査官のリードは、そのフラッシュドライブを探す為に幼稚園で先生として潜入捜査をする事になる。
しかし、園児たちはリードの言う事を聞かず苦戦する中、マフィアが幼稚園に迫っていた。
上手くいかないリードは独自のやり方で園児たちをまとめ上げ、マフィアを迎え撃つ。

登場人物&出演者

リード(演:ドルフ・ラングレン)
主人公。FBI捜査官。なんでも暴力で解決しようとする。先生の潜入捜査を簡単に考える。
ドルフ・ラングレンは近年の出演作には『アルティメット・エージェント』、『米軍極秘部隊/ウォー・ピッグス』などがあります。
当初は簡単だと思っていた先生に苦戦していくが、当然のように上手くいかなくなっていく。
強引なやり方で解決しようとするも、逆に子供たちに恐怖を与えてしまう。
女性とはマトモな付き合いをせず、あくまで性欲処理だけしか考えていない。
そこで同僚のサンダースの助力を得て、子供たちの信頼を勝ち得て、本物の先生になる。
知的であるけど筋骨隆々なドルフ・ラングレンにとって、ある意味、ハマリ役だと言える。
だが、アーノルド・シュワルツェネッガーが偉大すぎて二番煎じに感じてしまった。

オリヴィア(演:ダリア・テイラー)
ヒロイン。心理療法士。クセが強い子供たちを即座に落ち着かせる技術を持っている。
ダリア・テイラーは26作に出演し、テレビドラマやテレビ映画などで活躍しています。
仕事に追われる日々で女性らしい事ができず、ずっと不満を抱えていた。
潜入捜査でやって来たリードに誘われ、当日にデートを誘われて有頂天になっていく。
イケメン、知的、筋骨隆々ならば惚れるのは分かるが、そもそも心理療法士に見えない。

サンダース(演:ビル・ベラミー)
リードの同僚で友人。FBI捜査官。五人の子持ちだが、モテるリードをうらやましく思う。
ビル・ベラミーは40作に出演し、脚本家、映画プロデューサーとしても活躍する。
何かとモテるリードに嫉妬するけど、親しい友人として何かとアドバイスしてくれる。
彼のアドバイスによってリードは幼稚園の先生として上手くやっていく。

アレクサンダー・ゾグー(演:アレクス・ボーノヴィッチ)
悪役。アルバニア系マフィアのボス。フラッシュドライブをずっと追っている。
アレクス・ボーノヴィッチは108作に出演し、スタントマン、脚本家、映画プロデューサーとしても活躍しています。
体格の良いドルフ・ラングレンと見劣りしない体格と怪しい笑顔が非常に印象的です。
マフィアのボスでありながら、自らも積極的に行動していくという珍しいタイプ。

ミス・シンクレア(演:サラ・ストレンジ)
幼稚園の園長。平和を重んじる幼稚園を大事に思っている。下品な事を嫌う。
サラ・ストレンジは主にテレビドラマシリーズや映画で活躍しています。
暴力を幼稚園に持ち込む事を嫌うが、マフィアがやって来て真っ先にぶちのめした。

ハル(演:マイケル・P・ノーセイ)
幼稚園でパソコンを教えている。何かと女に飢えていて独身のリードを仲間だと思い込む。
マイケル・P・ノーセイは69作に出演し、テレビドラマや映画で活躍しています。
オリヴィアをデートに誘ったリードに嫉妬して、彼を規律違反で辞めさせようとするが、最終的に良き友人となる。

感想

個人的な評価

アーノルド・シュワルツェネッガーが主演を務めた1作目から26年越しの続編。
前作とは直接的な繋がりはなく、続編というよりはリメイクに近い作品でした。
1作目は当時、コメディにも進出していたアーノルド・シュワルツェネッガー主演のコメディ映画として大ヒットしました。
筋骨隆々な大男が小さな子供たちを相手に四苦八苦しながらも交流する様子が受けました。
そんな本作は同じく、筋骨隆々の大男で優秀な頭脳を持つドルフ・ラングレンが主人公を演じます。
一時は低迷していたドルフ・ラングレンですが、近年は精力的な活動で多くのアクション映画に出演し、製作としても参加しています。
本作でも製作総指揮として参加し、無骨な大男がコメディに挑む1作目を彷彿させる。
ただ、アーノルド・シュワルツェネッガー版は、あくまで子供たちが物語の中心でした。
それに対し、本作は子供たちはオマケ程度になっていて、本来の作品の良さを消しています。
主人公が物語の中心に居座りすぎたせいで、舞台が幼稚園という意味合いも薄れています。
やはり、アーノルド・シュワルツェネッガー版が見せた子供たちとの交流を丁寧に描いた1作目の方が面白いと感じた。
確かにドルフ・ラングレンはハマリ役かもしれないが、脚本があまりもダメダメすぎた。
色々と可能性のあった本作だが、それを一切活かしていないのは非常に残念だった。