ジュラシック・ワールド/炎の王国 MY-276

作品紹介

公開年月  2018/06/22
ジャンル  SF/アドベンチャー
原作  マイケル・クライトン 『ジュラシック・パーク』(モチーフ)
監督  J・A・バヨナ
脚本  デレク・コノリー、コリン・トレヴォロウ
製作  フランク・マーシャル、パトリック・クローリー、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  購入ブルーレイ

あらすじ

大人気テーマパーク「ジュラシック・ワールド」は今や放棄され、恐竜たちがたくましく生き抜いて野生の島に姿を変えていた。
しかしある日、島内で巨大な火山噴火の予兆が観測され、元管理責任者で恐竜保護グループを立ち上げたクレアは救出をしようと計画する。
その中でクレアは距離を置いていた元恐竜監視員のオーウェンを雇い、恐竜たちを救出するべく島へ向かうのだった。

登場人物&出演者

オーウェン・グレイディ(演:クリス・プラット)
主人公。「ジュラシック・ワールド」の元恐竜監視員。現在は小さな平原地域で生活する。
クリス・プラットは近年の出演作に『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』などがあります。
家のない生活をして小屋を建てていたが、クレアから恐竜の救出に誘われて一度断った。
ブルーが死ぬ事を許さず、クレアが待っていたよりも早く飛行機に乗り込んで待っていた。
一度ウィートリーに捕まるが、機転を利かせて脱出してオークションを中断させる事に成功。
最後はブルーに助けられ、メイジーが恐竜を解放し、クレアたちを連れて小屋へと帰った。

クレア・ディアリング(演:ブライス・ダラス・ハワード)
ヒロイン。「ジュラシック・ワールド」の元管理責任者。恐竜保護団体を立ち上げている。
ブライス・ダラス・ハワードは近年の出演作に『ゴールド/金塊の行方』、『ピートと秘密の友達』などがあります。
火山噴火で島の恐竜が絶滅する事を阻止しようと活動し、ロックウッドから救出に誘われる。
同時に最重要保護となるブルーを捕獲するべく、元恋人だったオーウェンを誘う事になる。
島から脱出するもウィートリーに捕まるが、オーウェンの機転で檻から脱出を果たす。
最後はインドラプトルが倒され、オーウェンとメイジーとともに彼の小屋へ向かっていった。

フランクリン・ウェブ(演:ジャスティス・スミス)
恐竜保護団体のメンバー。情報分析を担当する。ITオタクで外にいるより室内の作業が好き。
ジャスティス・スミスは代表作に『ペーパータウン』、『エブリデイ』などがあります。
小型飛行機で恐竜たちの島まで飛ばす時、あまりにもオンボロすぎて一人だけ怯えていた。
島に到着するとやたらとTレックスに怯えていたが、施設に到着するときちんと仕事をする。
船に乗り込むが船員に間違われて手伝わされ、結局はヘンリー・ウーの部下に紛れ込む。
最後はヘンリー・ウーを気絶させてジアを助け出し、オーウェンたちに合流を果たした。

ジア・ロドリゲス(演:ダニエラ・ピネダ)
恐竜保護団体のメンバー。元獣医師で古生物に詳しい。議員に恐竜保護の説得に苦戦する。
ダニエラ・ピネダは代表作に『愛とセックス』、『Mr.Roosevelt』などがあります。
フランクリンと違って活動的でオンボロの小型飛行機で一切動じず、オーウェンに挨拶する。
島に到着すると、遠くからやって来る足音に気付いて最初の恐竜を見て感動していた。
ブルーが撃たれてしまうと獣医師として面倒を見て、ウィートリーに捕まったまま帰国する。
最後はフランクリンに助けられ、ブルーを使って傭兵を倒してオーウェンたちに合流した。

メイジー・ロックウッド(演:イザベラ・サーモン)
ベンジャミン・ロックウッドの孫娘。ロックウッド・エステートの邸宅で暮らしている。
イザベラ・サーモンは本作が長編映画デビュー作となります。
事故で両親を亡くしているが、小さかったせいで記憶にはなく、ベンジャミンに聞いていた。
恐竜の博聞館にもなっている邸宅で自由に遊び回り、何度もアイリスに注意されている。
実はベンジャミンがクローン技術を使って娘を再生したクローンだとミルズから聞かされる。
最後は自分と同じクローン恐竜たちを街に解き放ち、オーウェンたちと一緒に暮らす事に。

アイリス・キャロル(演:ジェラルディン・チャップリン)
ロックウッド・エステートの家政婦。恐竜を保護したいクレアに直接電話をかけている。
ジェラルディン・チャップリンは代表作に『ナッシュビル』、『トーク・トゥ・ハー』などがあります。
ベンジャミンと孫娘の面倒を見ているが、メイジーのイタズラに何度も振り回されている。
メイジーとその母親を小さい頃から教育していて、生涯その面倒を見ようと決め込んでいた。
最後はベンジャミンがミルズのせいで亡くなり、事実を知らないまま解雇されてしまう。

ベンジャミン・ロックウッド(演:ジェームズ・クロムウェル)
ロックウッド財団の取締役で設立者。慈善事業家。ジョン・ハモンドの旧友でもある。
ジェームズ・クロムウェルは近年の出演作に『マーシャル/法定を変えた男』、『THE PROMISE/君への誓い』などがあります。
ハモンドと一緒に恐竜の復活を始めた一人であるが、娘とその夫を亡くして孫娘を引き取る。
現在は車椅子で投薬するほど健康が悪化しており、それでも恐竜を救おうと資金提供する。
実はハモンドの研究を密かに利用して、亡くなった娘をクローン技術によって蘇らせた。
最後はミルズの悪事を知ると、彼に自首するように言い渡すが、結局は殺されてしまう。

ケン・ウィートリー(演:テッド・レヴィン)
ロックウッド財団のミルズに雇われた傭兵。島で結成した探検隊の隊長として統率する。
テッド・レヴィンは代表作に『ワイルド・ワイルド・ウエスト』、『エボリューション』などがあります。
当初はクレアやオーウェンに協力的で恐竜たちの保護するが、ブルーを発見して本性を暴く。
あくまで金の為に恐竜たちを捕獲しており、その際にペンダントとして歯を頂いていた。
アメリカ本土に恐竜たちを連れて来るが、オーウェンたちによってオークションが中断する。
最後はインドラプトルの歯をもらうとするが、油断したところで襲われて捕食された。

イーライ・ミルズ(演:レイフ・スポール)
ロックウッド財団の実質的な運営者。体が弱っているベンジャミンに変わって財団を仕切る。
レイフ・スポールは代表作に『ショーン・オブ・ザ・デッド』、『プロメテウス』がある。
ベンジャミンの言葉に従い恐竜を救うべくクレアを雇い、オーウェンを連れて来るよう説得。
11種の恐竜を保護する目的であるが、最も重要視しているのは知能の高いブルーだという。
実は恐竜を富豪に売り捌いて金儲けを企み、ヘンリー・ウーにインドラプトルを作らせた。
最後は逃げ出そうとしたが、解き放たれた恐竜に圧倒され、レクシィに殺されてしまう。

グンナー・エヴァーソル(演:トビー・ジョーンズ)
兵器密売人。ミルズの要請で世界各国の富豪を集め、恐竜のオークションを依頼される。
トビー・ジョーンズは近年の出演作に『ヘル・フロント/地獄の最前線』、『ハッピーエンド』などがあります。
当初は400万ドル程度の儲けだと鼻で笑っていたが、ミルズの説得で壮大な計画を耳にする。
それによって考え方を変えて、世界から様々な富豪を集めてオークションを大々的に開く。
オークションは順調に進んだが、オーウェンたちによって恐竜が逃げ出して会場は混乱する。
最後はエレベーターに逃げ込んだが、制御板が壊れて、インドラプトルに捕食された。

ヘンリー・ウー(演:B・D・ウォン)
元「ジュラシック・パーク」の研究チームリーダーで遺伝学者。前回の事件で行方不明に。
B・D・ウォンは近年の出演作に『キミとボクの距離』、『フォーカス』などがあります。
恐竜を売って資金運用しようと考えたミルズに雇われ、インドラプトルを作り出す事に。
自分の天才的な頭脳に絶対の自信を持っていて、今回の新種は前回以上だと絶賛していた。
ブルーを使って従順な兵器に利用としたが、輸血で穢れた事を知って計画を断念する。
最後は逃げ出そうとしたが、気絶させられるが、運良く部下に拾われて邸宅を脱出した。

感想

個人的な評価

本作は『ジュラシック・パーク』シリーズとして、第5作目になっています。
前作ではキャストを一新してスタートした新たなシリーズであり、当然のように続編として続投させています。
監督はスペイン出身のJ・A・バヨナですが、これまで長編映画は3本だけだが、いずれもゴヤ賞を含めた映画賞で受賞とノミネートされています。
今回がJ・A・バヨナ監督にとってハリウッドデビュー作となり、SFやアクションを撮った初の作品にもなっています。
シリーズとして5作目になるが、きちんと以前の作品から設定を引き継いでいて、『ジュラシック・パーク』の世界観を再現しています。
その中で前作にて登場した新種の恐竜である「インドミナス・レックス」から、更に進化させた「インドラプトル」も悪くないです。
序盤ではパニック映画のような印象を受けるが、途中から主人公のオーウェンとヴェロキラプトルのブルーとの絆を描いているのも上手いと感じた。
ヒロインとしてクレアがいるけど、ある意味、ブルーが本作におけるヒロインであって主人公と言ってもいいだろう。
それぐらいラストでの活躍が目覚ましく、新たにスタートしたシリーズにおける顔にもなっていると思います。
さすがにゴヤ賞を受賞しているJ・A・バヨナ監督だけに、ここら辺のドラマを上手く引き出していると感じました。
欲を言ってしまえば、もっとインドラプトルを早く登場させて暴れて欲しかったです。
これはどうしても次回作の為に取っておいる感じで、恐竜たちがいよいよアメリカ本土に上陸してどうなるか気になるところです。
しかも、本作には恐竜だけじゃなく、人間のクローンも登場するので、これは次回作で完結するのか分からないが、問題の解決で内容が濃くなるでしょう。
前作から運良く逃げ延びているヘンリー・ウーがラストボスになるという予想を立ててみる。
次回作が完結編になるならば、是非ともJ・A・バヨナ監督に続投してもらい、もっと派手にやって欲しいと思いました。
特にティラノサウルスとライオンが向かい合うシーンは非常に素晴らしいと感じました。
あと前作から気になっていた吹替だが、本作でも続投していて雰囲気をぶち壊しています。
あまりにも下手すぎるせいで気が削がれてしまい、さすがに最後まで耐えられそうになかったので英語と字幕にしました。
劇場版ではクソみたいな吹替でも構わないが、せめて、ブルーレイやDVDに出す時はプロの方にやって欲しいです。
せっかくの面白い作品を吹替で台無しにするのは本当にもったいないと思っています。