作品紹介
公開年月 | 2018/10/12 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | ヴィクター・サルヴァ |
脚本 | ヴィクター・サルヴァ |
製作 | ヴィクター・サルヴァ、マイケル・オホーヴェン、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
とある田舎町でトラックから夥しい数の死体が発見される事件が発見される。
それは23年に一度、23日間に渡って人間を捕食する伝説の怪物クリーパーが復活した。
そんなクリーパーを永遠に葬り去るべく、特殊部隊が壮絶な死闘を繰り広げるのだった。
登場人物&出演者
・ダニー保安官(演:スタン・ショウ)
主人公。23年前にザ・クリーパーと目が合っている。始末する為に恨みを持つ者を集める。
スタン・ショウは代表作に『ロッキー』、『スネーク・アイズ』などがあります。
トラックが危険だと主張するも具体的に分かっておらず、危うくトラップに殺される。
ただのデブのオッサンであるデイヴィスをチームにスカウトし、ザ・クリーパーを追撃する。
ゲイリンと同じくザ・クリーパーの手と恋人繋ぎして、昏倒するも正体を知って立ち上がる。
最後はガトリングガンで蜂の巣にするも効かず、斧を顔面に喰らって呆気なく死んでしまう。
・アディソン(演:ガブリエル・ハフ)
ヒロイン。母親の再婚相手と上手くいかず、祖母の家に引っ越す。愛馬のロケットがいる。
ガブリエル・ハフは代表作に『ザ・ミッドナイトマン』、『The Long Home』があります。
祖母のおかしな行動を見かけても特に何も言わず、生活保護が打ち切られて困ってしまう。
片思いさらるケニーから差し入れをもらっても礼を言わず、彼の配達になぜかついて行く。
ザ・クリーパーに捕まるもほぼ無傷で、トラップを逆に利用してトラックから逃げ出した。
最後は強運でザ・クリーパーから逃げ切り、バディと恋人になり試合に出かける彼を見送る。
・バディ(演:チェスター・ラッシング)
肥料などを売る雑貨店の息子。ソバカスの青年。引っ越してきたアディソンにメロメロ。
チェスター・ラッシングは代表作に『ある決闘/セントヘレナの掟』、『LOGAN/ローガン』などがあります。
ツケが溜まっているせいで飼い葉が買えなかったアディソンに自費で買って持ってくる。
残りの配達にアディソンを誘うが、ザ・クリーパーが来ていると言われ巻き込まれてしまう。
放心状態になるも、アディソンを助けるべくゲイリンの家に向かった一緒に探し当てた。
最後はアディソンと恋人になるが、スクールバスに乗ってザ・クリーパーの餌食になった。
・デイヴィス巡査部長(演:ブランドン・スミス)
警察官。ザ・クリーパーに警察署を襲撃され、目が合っても引き金を引けずにビビっていた。
ブランドン・スミスは代表作に『ダン・ターナー/探偵ストーリー』、『バーニー/みんなが愛した殺人者』などがあります。
停車したトラックを確かめるが、トラップが発動して何もできず、まんまと持ち去られる。
狙撃の腕を買われ、ダニーにザ・クリーパーを始末すたるチームのスカウトされ承諾した。
ザ・クリーパーの腕を見て、なぜか破壊しようとしてダニーと無意味な口論を繰り広げる。
最後はトラックに銃撃するもまったく効かず、ダニーが殺されて泣きながら帰る事になった。
・ゲイリン(演:メグ・フォスター)
アディソンの祖母。息子がザ・クリーパーに殺されて、その霊が見えて忠告を受けていた。
メグ・フォスターは代表作に『ブラインド・フューリー』、『31』などがあります。
庭にザ・クリーパーの腕が埋まっていると知り、アディソンか巻き込まれないように回す。
腕を掘り返すと、ちょっと躊躇して手を恋人繋ぎをして空中に浮いて白目となっていた。
後から来たダニーにも腕を見せると、ザ・クリーパーの正体が分かったと宣言していた。
最後はザ・クリーパーとの対決に覚悟するも、バディとアディソンを探し当てただけ。
・ケニー(演:ジョーダン・サルーム)
ゲイリンの息子。故人。23年前にザ・クリーパーに遭遇して切り落とされた腕を庭に埋めた。
ジョーダン・サルームは代表作に『オールド・ボーイ/2013年版』、『ザ・バンカー』などがあります。
すでに死んでいるが、なぜか祖母の前にハッキリと姿を現し、ザ・クリーパーの存在を忠告。
腕を掘り返しそうとしたゲイリンに厳しく注意するも、強い意志の祖母に追い払われた。
実際は納屋に隠していたが、追ってきたザ・クリーパーと対決するもあっさり殺された。
最後はゲイリンでは倒せないと忠告するも、邪魔だと言われてそのまま消え去った。
・トリッシュ(演:ジーナ・フィリップス)
ザ・クリーパーに弟を殺された。ザ・クリーパーについて様々な資料から独自に調査する。
ジーナ・フィリップスは代表作に『ホーネット』、『チェインド』などがあります。
ダカートに囚われている噂を知るも無視し、23年後に現れるまで復讐心を燃やしているだけ。
・ザ・クリーパー(演:ジョナサン・ブレック)
23年に一度23日間に渡って復活する。失った一部を人間から食う事で再生する不死身な怪物。
ジョナサン・ブレックは代表作に『スパイダーズ』、『パークランド/ケネディ暗殺、真実の4日間』などがあります。
ダリーを警察署から連れ去り、停車したトラックを取りに戻ってみんなに存在を示した。
雑木林の中に無造作に停車し、バカ者たちを自動的に捕まえて後は芋づる方式で捕獲する。
アディソンを捕まえるが、なぜか殺さず放置し、自分のトラップに引っかかって彼女を逃す。
最後は強運を味方にしたアディソンを逃してしまい、ゲイリンに正体がバレたと知って叫ぶ。
感想
個人的な評価
本作はシリーズの3作目となり、1作目で監督と脚本を務めたヴィクター・サルヴァが当然のように起用されています。
更に1作目で主演を務めたジーナ・フィリップスがシリーズに復帰した作品となります。
三作目となっていますが、どうやら一作目と二作目の間に起きた出来事を描いています。
なので、よくよく考えると三作ともザ・クリーパーが復活した23日間の後半で起きています。
一作目では不気味なザ・クリーパーを演出し、二作目では不死身っぷりを強調していた。
それで本作は堂々と顔出ししながら、高性能なトラックによるトラップを披露していました。
残念ながらグロテスクさは控えめで物足りず、怖さなんかは前作からスッカリ忘れています。
強引に物語をねじ込み、23年前の因縁を持ち出されても分からないから序盤では迷子になる。
今回は物語を進める為に強引な設定を盛り込んでしまい、謎が魅力をの一つだったザ・クリーパーの良さが失われている。
本作では何がしたいのか分からず、ザ・クリーパーを掘り下げるにしても浅すぎて中途半端。
一作目の不気味さ、二作目の不死身っぷりは分かりやすかったが、今回はどっち付かず微妙な印象です。
特にラストでヒロインがザ・クリーパーに追われるが、勝手に自滅した展開はマヌケすぎて残念でしかない。
そして、何よりヒロインの強運がチートなレベルで、ザ・クリーパーに狙われたのにかすり傷だけはやり過ぎでした。
一作目の主人公を再登場させるのはいいが、まだ続ける気なのは正気の沙汰じゃない。