【日本が誇るホラーの怨霊たち】 ジャパニーズ・ホラーで活躍する7人

我が国が世界に誇る“ジャパニーズ・ホラー”は今では一つのジャンル。

近年では都市伝説をベースにした作品が多く、そこから様々なキャラクターが誕生している。

先駆者となった貞子や伽椰子は今ではジャパニーズ・ホラーの象徴にもなっている。

今回は数多く活躍する亡霊たちを分かりやすく紹介します。

ジャパニーズ・ホラーの現状

近年では白石晃士監督による『貞子 vs 伽椰子』の公開により、ジャパニーズ・ホラーは新たな境地を開拓したと言っても過言じゃない。

『リング』シリーズや『呪怨』シリーズはシリアスで救わない物語であるが、二大ジャパニーズ・ホラーの対決が実現した事でキャラクター単体でも作品の面白さが広がりました。

それを受けて、日本では低予算ながらも主に都市伝説で世間を賑わせた様々なキャラクターを登場させるホラー映画が製作されています。

貞子

 登場作品  『リング』シリーズ、『貞子3D』シリーズ、『貞子 vs 伽椰子』
 本名  山村貞子
生年月日  1947年生まれ
 出身地  伊豆大島・差木地村
 能力・特徴  呪いのビデオ、リングウィルス、増殖、(髪の毛『貞子 vs 伽椰子』)
 出現場所  テレビの画面、井戸
 元ネタ  母親の山村志津子が「御船千鶴子」がモデル
回避方法  呪いのビデオをダビングして未見の他人に見せる

伽椰子

 登場作品  『呪怨』シリーズ、『貞子 vs 伽椰子』
 本名  佐伯伽椰子
生年月日  1971年生まれ
 出身地  不明
 能力・特徴  家に関わった人間を呪い殺す、俊雄との連携
 出現場所  幽霊屋敷と化した自宅、2階から這い出る
 元ネタ  原作者である清水崇のオリジナル
回避方法  なし(関わったら絶対に死ぬ)

口裂け女

 登場作品  『口裂け女』シリーズ、『口裂け女 vs メリーさん』
 本名  不明
生年月日  不明
 出身地  岐阜県本巣郡真正町
 能力・特徴  100メートルを6秒で走る、空中に浮く、裁縫ハサミで切る
 出現場所  「三」の付く地名、体育館のステージ裏に住み着いている
 元ネタ  岐阜県で塾通いを諦めさせる作り話、整形手術の失敗など
回避方法  「ポマード」を3回唱える、べっこう飴を渡して逃げる

トイレの花子さん

 登場作品  『トイレの花子さん』シリーズ
 本名  長谷川花子
生年月日  1879年生まれ
 出身地  岩手県遠野市(諸説あり)
 能力・特徴  決まった問答を経てトイレから出現して連れ去る
 出現場所  遠野小学校にある3番目のトイレ
 元ネタ  遠野物語にある話し
回避方法  100点のテストを見せる、素直に謝る

ひきこさん

 登場作品  『ひきこさん』シリーズ
 本名  森妃姫子
生年月日  不明
 出身地  不明
 能力・特徴  怪力、捕まえた人間を肉塊になるまで引きずる
 出現場所  雨の日
 元ネタ  江國香織の短編集『スイカのニオイ』の登場人物
回避方法  ひきこと同じ名前、いじめられっ子、鏡を見せる、「引っ張るぞ」を連呼

テケテケ

 登場作品  『テケテケ』シリーズ
 本名  カシマレイコ(諸説あり)
生年月日  不明
 出身地  不明
 能力・特徴  時速最高速度150キロ、逃げられても3日後に必ず殺す
 出現場所  線路上の歩道橋
 元ネタ  北海道の室蘭で起きた人身事故、童謡「サッちゃん」の幻の4番
回避方法  音を聞いても振り向かない

メリーさん

 登場作品  『口裂け女 vs メリーさん』、『メリーさんの電話』
 本名  不明
生年月日  不明
 出身地  不明
 能力・特徴  電話をかけて近づいて最後から殺す、念力(『口裂け女 vs メリーさん』)
 出現場所  マンションに住んでいる人
 元ネタ  都市伝説の一種(不明)
回避方法  電話に出ない、ドアのカギを締める、シュークリームをあげるなど

まとめ

都市伝説が元ネタになっているキャラクターだと、地域によって姿や習性が変わっていて様々なバリエーションが存在しています。

代表格となる「口裂け女」は特に社会問題となるほど有名となり、韓国でも遅れてブームになったようです。

共通するのは全員が女性であるが、その理由には昔の日本では女性が社会的に抑圧されている存在という説、女性はこの世に恨みや怨念を残しやすいという説があります。

あとは一般的な幽霊と言えば、多くの人が女性を連想する点で使いやすいのでしょう。

今後はまだまだ新たなジャパニーズ・ホラーを引っ張っていくキャラクターが誕生する可能性もあって、このジャンルはまだまだ伸びていくだろうと期待しています。