作品紹介
公開年月 | 1992/07/11 |
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ジャンル | アクション/アドベンチャー |
原作 | 鳥山明 『ドラゴンボールZ』 |
監督 | 菊池一仁 |
脚本 | 小山高生 |
製作 | 今田智德、安齋富夫 |
製作国 | 日本 |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
人造人間の反逆で殺されたドクター・ゲロだが、その遺志は研究所地下のコンピューターが引き継いで新たな人造人間を作っていた。
都で買い物をしていた悟空たちはいきなり二体の刺客に襲われ、凄まじい戦闘力を秘めながら気をまったく感じない事から人造人間だと見破る。
戦いの場を氷河地帯へ移すと、トランクスも救援に駆けつけが敵はデータをを知り尽くし、悟空たちは苦戦を強いられるのだった。
登場人物&出演者
・孫悟空(声:野沢雅子)
主人公。地球育ちのサイヤ人。束の間の休息でチチと悟飯たちで都で買い物をしていた。
野沢雅子は近年の出演作に『天気の子』、『ドラゴンボール超/ブロリー』などがあります。
食事しているところで二体の人造人間に狙われると、トランクスの提案で氷河地帯へ移動。
執念深いドクター・ゲロの復讐に呆れながらも、13号を相手に超サイヤ人で圧倒する。
合体13号になってから全員でかかっても歯が立たず、切り札の元気玉を作り出そうとする。
最後は超サイヤ人で消える元気玉を吸収し、合体13号を容易く破壊して地球を守った。
・孫悟飯(声:野沢雅子)
孫悟空とチチの間に生まれた地球人とサイヤ人の混血児。悟空やチチと都で買い物を楽しむ。
平穏な時間を過ごしていると、人造人間たちの襲撃でデパートの崩壊からチチを助けた。
戦いに行った悟空を追うとするが、チチに止められるも強い信念により振り切って行った。
トランクスが14号と15号と戦っていると、すぐに戦おうとするがクリリンに止められた。
最後はクリリンの窮地を助けるも合体13号の攻撃でボロボロになり、病院でチチに怒られた。
・クリリン(声:田中真弓)
地球人。かつて孫悟空とともに亀仙人の元で修行した親友。亀仙人たちと都を訪れていた。
田中真弓は近年の出演作に『ONE PIECE STAMPEDE』、『ONE PIECE FILM GOLD』などがあります。
「ミスこの世で一番べっぴん世界大会」の為に亀仙人やウーロンたちと先乗りしようとした。
一日間違いでガッカリすると、人造人間たちの襲撃でレベルの違いを知って参加を諦める。
結局は行ってしまった悟飯を追いかけろとチチに言われ、蹴り飛ばされる形で行ってしまう。
最後は圧倒的な合体13号のエネルギー波を食らう前に悟飯が軌道をずらすもダメージを負う。
・ピッコロ(声:古川登志夫)
ナメック星人。かつて地球を支配しようとした魔族。悟飯がピンチの時にいつも登場する。
古川登志夫は近年の出演作に『ドラゴンボール超/ブロリー』、『ドラゴンボールZ/復活の「F」』などがあります。
悟飯の放ったエネルギー波で服が燃えた13号が、お返しのエネルギー波を放つと阻止する。
そのまま13号の投げ飛ばして登場すると、殺害予告を受けるとそれを言い返していた。
合体13号に挑むも一切ダメージを与えられず、たった一撃で大きなダメージを受けてしまう。
最後は悟空の為に時間稼ぎをして、倒させると、なぜかベジータと一緒に流氷に座っていた。
・ベジータ(声:堀川亮)
サイヤ人。惑星ベジータの王子。ナメック星での戦いから地球にやって来て住み着いている。
堀川亮は近年の出演作に『ドラゴンボール超/ブロリー』、『名探偵コナン/から紅の恋歌』などがあります。
氷河地帯で人造人間たちと戦っていた悟空たちの元に来ると、カカロットは自分が倒す話す。
そのまま15号が相手になるが、舐めきった態度で苛つきながらも素の状態で押されてしまう。
超サイヤ人となっても押されているように見えたが、一瞬で首を刎ねて見事に破壊した。
最後は合体13号に歯が立たなかったが、結果的に悟空を助けて倒す事に協力をした。
・トランクス(声:草尾毅)
ベジータとブルマの間に生まれた混血児。悟空たちのいる世界と違った未来から来ている。
草尾毅は近年の出演作に『ドラゴンボール超/ブロリー』、『ドラゴンボールZ/復活の「F」』などがあります。
なぜか「ミスこの世で一番べっぴん世界大会」の列に並ばされ、亀仙人たちに戸惑っていた。
人造人間の襲撃を受けてデパートが破壊されると、人がいない氷河地帯への移動を提案した。
14号と対決して押されてしまうが、超サイヤ人となって剣で胴体を真っ二つにして倒した。
最後は合体13号の強さに驚くが、元気玉を作り出す悟空の為に時間稼ぎをして倒させた。
・チチ(声:渡辺菜生子)
牛魔王の娘。孫悟空の妻で孫悟飯の母親。束の間の平和を満喫して都で大量の買い物をする。
渡辺菜生子は代表作に『とんがり帽子のメモル』、『モリゾーとキッコロ』などがあります。
大量の買い物に満足して食事していると、人造人間の襲撃で悟飯によって助け出された。
戦いに行こうとする悟飯に学校の試験があるとして止めるが、悟空の為に戦うと言われる。
飛び去った悟飯の気持ちを語るクリリンを見て、追いかけるように蹴り飛ばして送った。
最後は人造人間たちが倒され、入院していた悟飯に早く学校に行けるように厳しく接した。
・ウーロン(声:龍田直樹)
様々なモノに変身できる子豚。当初は強面や怪物に変身して脅していたが悟空たちの仲間に。
龍田直樹は代表作に『オバケのQ太郎』、『21エモン/宇宙(そら)いけ!裸足のプリンセス』などがあります。
「ミスこの世で一番べっぴん世界大会」での妄想を膨らませて鼻の下を伸ばしていた。
一日違いでガッカリしていると、人造人間たちがやって来てなんとか逃げ出す事ができた。
最後はチチによって蹴り出されてムリヤリ戦いに参加していったクリリンを見送った。
・亀仙人(声:宮内幸平)
別名を「武天老師」と呼ばれる武道の達人。悟空やクリリンの師匠として亀仙流を教えた。
宮内幸平は代表作に『一休さん』、『カッパの三平』などがあります。
「ミスこの世で一番べっぴん世界大会」の為にウーロンやクリリンとともに先乗りしていた。
最後は勘違いで一日早く来てしまいガッカリしていると、人造人間の襲撃に遭ってしまう。
・人造人間15号(声:小林俊夫)
三体の中で最も小柄で紫の肌をしている。大きな蝶ネクタイ、サングラス、巨大な帽子。
小林俊夫は代表作に『風の名はアムネジア』、『ドラゴンボールヒーローズ』があります。
コートには液体エネルギーが入ったボルトがあって、余裕があるとそれを飲んでいる。
帽子の下は電子頭脳が剥き出しで、眼球もレンズ状で機械の状態であり、人語はほぼ話せず。
氷河地帯ではベジータの相手をして押していくが、超サイヤ人となって苦戦をしていく。
最後はベジータによって首を刎ねられ破壊されるが、パーツは13号の強化になった。
・人造人間14号(声:江川央生)
三体の中で最も大柄で白い肌をしている。上半身裸で弁髪、ベルトとバックルが特徴的。
江川央生は代表作に『ドラゴンクエスト・ダイの大冒険/ぶちやぶれ!!新生6大将軍』、『ドラゴンボール超/ブロリー』などがあります。
他の二体と違ってほとんど無表情であり、人語は「ソン・ゴクウ」としか話す事ができず。
氷河地帯では15号とともにトランクスと戦い、剣を2本の指で受け止めるほど圧倒していた。
そのままトランクスと激しく戦っていき、超サイヤ人となってからも善戦していた。
最後はトランクスの放った剣によって胴体を真っ二つにされるが、パーツは13号の強化に。
・人造人間13号(声:曽我部和恭)
三体の中で最も遅く目覚めた。14号と15号と違って人間に近い姿をして人語も普通に話せる。
曽我部和恭は代表作に『野球狂の詩』、『メタルギアソリッド』などがあります。
遅れて登場すると他の人造人間と合流して、当初の標的である孫悟空を抹殺しようとする。
14号と15号が倒されると、動力炉とデータのチップを吸収して巨大化して青い肌になる。
圧倒的な戦闘力で超サイヤ人たちの攻撃を受け止めて、強力な攻撃で次々と倒していった。
最後は消滅していく元気玉を吸収した悟空に勝てず、一撃を食らって大爆発して破壊された。
感想
個人的な評価
本作は『ドラゴンボール』シリーズの劇場版において10作目となります。
時期的にはドクター・ゲロの死からセルが完全体になるまでだが、矛盾が多く平行世界という扱いになっている。
前作では「初」が多かったが、本作では未来から来たトランクスが初登場しています。
現行のトランクスとはかなり性格が違って、過酷な未来での環境から生真面目ながら父親譲りの猪突猛進なところがある。
そんな本作では冷静な判断で人がいない場所に移すなど、力よりも知恵でのサポートが目立っていたような感じです。
相変わらずベジータの「貴様を助けに来たわけではない」というセリフとともに、颯爽と余裕の登場しています。
もちろん、悟飯がピンチになった時にピッコロも駆けつけて、余裕を見せるもすぐに敵ボスに倒されてしまう。
あとはクリリンの「なんでオレだけ」のセリフもしっかりあって、ここら辺は劇場版のお約束となっている。
個人的には人造人間たちのデザインはかなり好きで、特に小柄な15号のファッションやボトルに入った液体エネルギーを飲む姿は印象的である。
ただ、合体13号になってからモンスターみたい感じになってしまい、せっかくの個性がなくなったのは残念としか言えない。
さすがに時間が限られているので描ける部分は少ないが、ドラゴンボールには珍しいスタイリッシュなファッションの悪役は結構好きだったりします。