作品紹介
公開年月 | 2018/02/24 |
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ジャンル | ホラー/アクション |
原作 | なし |
監督 | ミルコ・デイヴィス、トーマス・マートウィック |
脚本 | ミルコ・デイヴィス、ミッシェル・パシット |
製作 | アンディ・ヘイマン、ミッシェル・パシット |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
アメリカは隕石の衝突により電磁パルスの影響を受けて電子機器が使用不能となる。
国民軍チームと4人の若者グループは砂漠の真ん中で立ち往生しながらも、ウォジック・ボーグ博士の迷路のような秘密施設にたどり着く。
狂人的な博士は政治的テロリストであり、科学の力で蘇った殺人兵器「ゾンビ恐竜=Z-REX」が放たれ、次々とゾンビ化させていくのだった。
登場人物&出演者
・ガンナー(演:ベン・ジョンソン)
キャンプを楽しみに来た若者の一人。学生アメフトの選手だが、典型的な脳筋で頭が空っぽ。
ベン・ジョンソンは代表作に『Suicide Knights Saga: REAP』、『Curse of the Black Lagoon』などがあります。
車が途中で故障して近くの街まで歩くハメになり、念の為に父親から銃を借りていた。
ボーグ博士の秘密施設に入ると、危険だと分かってもなぜか進んで中に入っていく。
ゾンビ化した恐竜に遭遇するとなぜかスパイヴィーと一緒にいて、豆の缶詰をもらった。
最後はゾンビ化した恐竜に噛まれ、ゾンビ化してロクサーヌを襲い、軍人たちに射殺された。
・ロクサーヌ(演:ニコール・ゲーク)
キャンプを楽しみに来た若者の一人。ガンナーと付き合っている恋人。サンディは妹。
ニコール・ゲークは代表作に『Justice League 2:The Shattered Paragon』、『#truehomies』などがあります。
車が途中で故障して近くの街まで歩くハメになり、常に「OMG」と口癖のように嘆いていた。
ボーグ博士の秘密施設に入ると、不気味な雰囲気に怖がりながらもガンナーに付いていく。
はぐれてしまったガンナーが「愛している」と言って近寄るが、ゾンビ化されて噛みつく。
最後はゾンビ化した恐竜が現れて、スティックの注意も聞かず甘噛みされて殺された。
・サンディ(演:ミア・パリス)
キャンプを楽しみに来た若者の一人。ロクサーヌの妹。プログラミングができるオタクな女。
ミア・パリスは代表作に『Tony’s Place』、『Paramedics』などがあります。
何かあるとガンナーに楯突くような態度を取って、その度に連れて来た事を後悔される。
車が途中で故障して近くの街まで歩くハメになり、すぐに何かの施設を発見した。
システムを止めるべくプログラミングの腕を使うが、止められず逆に爆破してしまう。
最後は施設を脱出するもガスを吸っていたせいで意識を保ちながらもゾンビ化していた。
・キャメロン(演:アダム・シンガー)
キャンプを楽しみに来た若者の一人。車の中でずっとマリファナを一人で楽しんでいた。
アダム・シンガーは本作が長編映画デビュー作となります。
車が途中で故障して近くの街まで歩くハメになり、冷静に距離を分析して話していた。
ボーグ博士の秘密施設に入ると、そこには危険なモノがあると分かって警告した。
トイレで用を足していて、隣にいたスパイヴィーがハッパを楽しんでいるのを聞いていた。
最後はゾンビ化したデュークにスパイヴィーが襲われ、流れ弾に当たって死亡した。
・デューク(演:アンディ・ヘイマン)
国民抵抗軍の特殊部隊に選ばれた一人。他のメンバーより筋骨隆々で破れたシャツを着る。
アンディ・ヘイマンは本作が長編映画デビュー作となります。
ボーグ博士の秘密施設に侵入すると、なぜか薄暗い中でサングラスで拳銃の武装だけで進む。
ガンナーたちと合流して一緒に行動していたが、ゾンビ化した恐竜ではぐれてしまう。
ゾンビ化した恐竜がロクサーヌを食い殺すと、その勢いで引っ掻き傷を負ってゾンビ化する。
最後はスパイヴィーを襲い、サンディたちの前に立つも機関銃の弾丸を食らって倒れた。
・クチラ(演:ラケル・ペニントン)
国民抵抗軍の特殊部隊に選ばれた一人。紅一点。スパイヴィーのからかいもナイフで脅す。
ラケル・ペニントンは代表作に『Weekend Junkies』、『Smith & Wesson』があります。
ボーグ博士の秘密施設に侵入すると、特に何かをするワケでもなく黙って付いて行くだけ。
ゾンビ化した恐竜が登場しても一切セリフを吐かず、棒立ち要員として存在感が消える。
スティックが必死にシステムを止めようと考える中で、ただ黙って見ているだけ。
最後は脱出する為に機関銃で活躍するが、ガスを吸っていて意識を持ったままゾンビ化した。
・スティック(演:ルセリス・アウミーン・ペリー)
国民抵抗軍の特殊部隊に選ばれた一人。黒人。ボーグ博士の秘密施設に向かうまで寡黙。
ルセリス・アウミーン・ペリーは代表作に『ZOMBEEゾンビ/最凶ゾンビ蜂襲来』、『Justice League: Dawn of Apokolips』などがあります。
ドクロの口を描いたタオルで口元を隠し、ドンドン施設を進むドゥケたちに付いていく。
ボーグ博士の経歴が書いたアラビア語の本を解読し、みんなに彼の偉大さと危険さを教える。
デュークがいなくなると物語を引っ張っていき、余計な事をしてセキュリティを破壊する。
最後は恐竜相手に立ち回り、施設をジープで脱出するが、意識を持ったままゾンビ化した。
・スパイヴィー(演:シェイル・ル・ペイジ)
国民抵抗軍の特殊部隊に選ばれた一人。ボーグ博士の研究施設に向かう前から興奮気味。
シェイル・ル・ペイジは代表作に『ZOMBEEゾンビ/最凶ゾンビ蜂襲来』、『Justice League: Dawn of Apokolips』などがあります。
途中で追い越したガンナーたちに銃を向けるなど、素行に問題があって多少イカレている。
ボーグ博士の秘密施設に侵入すると、暴れたくてウズウズしていてデュークに止められる。
なぜかガンナーと一緒に行動していて、腹が減った彼に自前の豆の缶詰をあげていた。
最後はゾンビ化したデュークに襲われて
・スワット(演:フアン・ゴンザレス)
国民抵抗軍の特殊部隊に選ばれた一人。暴走していたスパイヴィーに一言だけ言っていた。
フアン・ゴンザレスは本作が長編映画デビュー作となります。
ボーグ博士の秘密施設に侵入すると、なぜか一人だけで行動をして誰にも気付かれず。
ガスを吸ってしまったせいで早速とゾンビ化してしまい、チームの誰にも気付かれない。
なぜかガンナーたちの方に現れると、彼が持っていた銃で撃たれて倒れてしまう。
最後はなぜかみんなバラバラになっていて、デュークを襲うも斧であっさりと倒された。
・ウォジック・ボーグ博士(演:クーパー・エリオット)
政府機関で死者を蘇らせる研究をしていた。テロリストたちに利用されてクビにされた。
クーパー・エリオットは本作が長編映画デビュー作となります。
大学教授になってからも研究を続けるもクビになり、車に轢かれるも誰かに助けられた。
砂漠の真ん中で秘密の研究施設を作り、隕石の衝突を的中させるも政府から危険視される。
施設ではゾンビ化した恐竜を解き放って、国民抵抗軍の兵士たちもゾンビ化させていく。
最後は主要都市を爆破する計画をバラして、ゾンビ化した恐竜に襲われて死亡した。
感想
個人的な評価
本作は『未体験ゾーンの映画たち2018』にて上映された作品です。
監督を務めるのは『ZOMBEEゾンビ/最凶ゾンビ蜂襲来』で有名なミルコ・デイヴィスです。
ただでさえ恐竜という素材を使っているのに、そこへゾンビの要素を更に付け加える。
これはゼイタクな設定だと思ったら、案の定、設定だけで終わってしまうような作品でした。
80分の作品になっているが、エンドロールを入れた尺で実際は70分程度しかなかったです。
全体的に予算が足りないのは明白であるが、それにしても映像があまりにも安っぽい。
登場人物も何がしたいのか分からない軍人たち、別に必要性のなかった若者たち、イカれた博士に微妙な最期など、色々と問題のある配置でした。
ストーリーもイカれた博士の陰謀だけで全世界が簡単に滅んでしまうようなガバガバな危機管理もギャグとしか思えない。
期待した恐竜も登場シーンが『ジュラシック・パーク』をそのままパクって興醒めした。
しかも、その恐竜も大きさが場面ごとに違っていて、明らかに製作側の都合で変わっていたのも痛々しい。
70分程度の作品でもサクッと鑑賞できるのはいいけど、あまりにもつまらなくて時間が経つのが遅く感じました。
それぐらい中身がないし、盛り上がるべきところもないし、魅力的な登場人物や笑えるようなネタもない。
こんな作品を真面目に鑑賞するぐらいならば、まだアイドル映画を観た方がマシだろう。