作品紹介
公開年月 | 2012/09/15 |
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ジャンル | ホラー/アクション |
原作 | なし |
監督 | セルジオ・マイヤーズ |
脚本 | セルジオ・マイヤーズ |
製作 | パトリック・キルパトリック、セルジオ・マイヤーズ |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
ドキュメンタリーの撮影をしていた学生たちが突然ゾンビに襲われ、瞬く間に学生街はパニックに陥る。
その時、銃声とともにゾンビネーターが現れ、次々とゾンビたちを銃で倒していく。
だが、その裏でゾンビ集団を形成する悪の組織が台頭し、ゾンビネーターと学生たちは生き残りをかけて戦うのであった。
登場人物&出演者
・ジョアンナ(演:ジョアン・トンボ)
ドキュメンタリーで取材を受ける。ファッションに関する記事を投稿している。
ジョアン・トンボは代表作に『Tea & coffee』などがあります。
ヤングスタウンは殺人事件の多い町だが、廃線路からの景色が好きで良く訪れている。
ゾンビがやって来てから完全に存在感を消して、空気キャラになります。
場所は移ってゾンビネーターが登場するも、それでも主人公のポジションに戻らず。
最後はなぜかジェドと一緒に逃げるが、登場した大佐に捕まってあっさりと処理される。
・ゾンビネーター(演:ジョゼフ・アビール)
元々は軍人。その軍隊が行っていた人体実験を止めようと単独で街に乗り込んだ。
ジョゼフ・アビールは代表作に『Beyond the Light』、『Playing it Cool』などがあります。
見捨てられた街から一人でも多く助けようとする実はもの凄くいいオジサン。
ただ、夜なのにサングラスしているが、特に理由がなくターミネーターを意識するだけ。
単なるコスプレオジサンであるが、無限弾のショットガンでゾンビを倒しまくる。
黒幕である大佐もあっさりと片付けるなど、実はもの凄いエリート軍人かもしれない。
・マーカス(演:ジャスティン・ブラウン)
戦死したボビーの親友。ドキュメンタリーのカメラに対して少しだけ嫌悪感を持つ。
ジャスティン・ブラウンは代表作に『You Can’t Kill Stephen King』、『Early Grave』などがあります。
カメラを前にしてボビーの偉大さを語っているが、気づいたら一人でしゃべっていた。
ゾンビネーターによって向上へ連れて来られるが、色っぽい姉ちゃんを見てドアを開ける。
それがゾンビで当然のように雪崩れ込み、安全な場所を台無しにするバカの代表でした。
・アヴァ(演:マリア・デジモン)
マーカスとともにボビーを追悼するパーティに参加する。ボビーとは親しくない。
マリア・デジモンは本作が映画デビュー作となっています。
マーカスと何か言い争いをしていたが、ゾンビの登場ですぐに空気と化します。
・ケン(演:メルヴィン・ブリードローブ)
戦死したボビーの高校時代の先輩。彼の死を悼む為にパーティに参加している。
メルヴィン・ブリードローブは代表作に『Gun Hill Road』、『プリズナーズ』があります。
ボビーとは親しくなかったが、戦争に行く前に会った縁で追悼をしに来ていた。
ゾンビに追われて学校に逃げ込むと、なぜか父親に虐待されていた過去を告白する。
仲間がゾンビに食われているところを目撃し、逆上して殴りかかるも簡単に食われてしまう。
・ジェド(演:トラヴィス・バルテン)
戦死したボビーの高校時代の先輩。ケンと同じく彼の死を悼むパーティーに参加する。
トラヴィス・バルテンは代表作に『Admission』などがあります。
こちらもボビーと親しくなかったが、ヒマだったのでパーティに来たような感じ。
ゾンビに追われて学校に逃げ込むと、ケンたちと出会う前に両親が交通事故で死んだと告白。
ケンが食われている間にジョアンナとともに建物の外へと逃げ出した賢明な判断力。
そして、なぜかジョアンナと一緒にいたが、大佐に捕まってあっさりと片付けられる。
・大佐(演:パトリック・キルパトリック)
アフガニスタンに派兵されている。部下であるヤングスタウンの若者ボビーの遺灰を届ける。
パトリック・キルパトリックは近年の出演作に『ブラッディ・ローラ/殺戮の催眠美少女』などがあります。
ボビーの友人マーカスから“戦争の英雄”と称されるほど立派な人物という事になっている。
終盤はゾンビウイルスを街に散布した黒幕として颯爽と登場しています。
当然のようにゾンビネーターと直接対決するが、恐ろしいほどに弱い方でした。
ただ、一度死んだと思っていたら、再登場して銃撃戦を繰り広げるもやっぱり弱かった。
感想
個人的な評価
本作は完全にタイトルとパッケージで借りています。
だから内容はまったく知らないで鑑賞しましたが、見事なるクソ映画でした。
クソ映画なりのアクションを期待したが、冒頭からの20分はドキュメンタリーでした。
しかも、まさかのPOVという個人的に一番嫌いなタイプの作品というオチ。
ようやくゾンビが現れると、どこからともなくゾンビネーターがやって来ます。
黒い革のロングコートにショットガン、夜なのにサングラスしているというコスプレ野郎。
ゾンビとともに一瞬だけ登場し、本格的に再登場するのは45分辺りになります。
とにかく、本作はドキュメンタリー形式で進んでいるからグチャグチャな感じです。
映画というのは基本的に段取りがあって、一人がしゃべったら終わるまで他は黙っている。
だが、本作はリアリティを追求しているせいで、勝手にみんなが同時にしゃべる。
そのせいでなんだかグチャグチャな印象を持ってしまい、観る気すら失せる。
そもそも、POVの時点で観る気が削がれているが、演出がクソすぎて真剣に観る事は早々と諦めました。
物語のほとんどはメインとなるゾンビとは無関係であり、バカ学生どもがギャーギャー騒いでるだけで耳障りでした。
肝心のゾンビネーターは軍が行う人体実験から街の人間を一人でも多く救うというヒーロー的な行動を取ります。
夜にサングラスをしているのは痛々しいが、このコスプレオジサンはいいヤツなのです。
ドキュメンタリーの主人公だったジョアンナは空気と化すが、みんなが死んでいくので必然的に元のポジションへ戻そうな雰囲気になる。
ただ、やっている事は大量のゾンビから走って逃げるだけであり、主人公ではないですね。
久々に登場した大佐が黒幕だと分かり、ゾンビネーターと対決していく感じです。
あれだけいたバカ学生たちは残らず処理され、ゾンビネーターの独壇場となります。
最初からバカ学生たちはいらなかったと思えるほど、マシな流れになったが、もはや挽回できるような状態じゃないです。
なぜかパトリック・キルパトリックが大佐として出演しているところだけが見どころです。
一応、本作のゾンビはクラシック型でノロノロと迫ってくるが、ちょっとだけ早足です。
ゾンビメイクはかなり手を抜いていて、顔に化粧を施したようなレベルである。
ゾンビ映画としてクソではなく、それよりも最低なゴミとしか言えない作品でした。