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流転の地球 VD-330

流転の地球 VD-330

作品紹介

公開年月  2019/02/05
ジャンル  SF/アクション
原作  リュウ・ジキン 『さまよえる地球』
監督  グオ・ファン
脚本  コン・コーアル、イェン・トンシュー、ほか
製作  ゴン・ギア、スー・ジンハイ、ほか
製作国  中国
鑑賞方法  動画配信サービス

あらすじ

太陽の異変が始まり100年後には地球が滅亡する事が判明していた。
国際社会はこの危機を回避するべく連合政府を設立し、一万基の推進装置地球エンジンを製造する事になる。
計画を実行して20年の月日が経過し、巨大な宇宙船と化した地球は木星との接触するタイミングを外して破壊の危機に陥るのだった。

登場人物&出演者

リウ・ペイチアン中佐(演:ウー・ジン)
地球を太陽系の外に移動させる計画の為、17年に渡って国際宇宙ステーションに着任する。
ウー・ジンは代表作に『ドラゴン×マッハ!』、『コール・オブ・ヒーローズ/武勇伝』などがあります。
長らく国際宇宙ステーションから移動する地球を見守り、木星を目前に退任をする事になる。
木星の影響で地球が吸い込まれ、人工知能が職務放棄する中で息子たちを助けようとする。
人工知能が判断で国際宇宙ステーションが人類の将来を担う計画に変更され、ただ絶望する。
最後は国際宇宙ステーションとともにエンジンに突撃し、地球を救う自己犠牲を見せた。

・リウ・チー/フーコウ(演:チュー・チューシャオ)
ペイチアンの一人息子。20年後には見習い整備工になるも、外に出たい欲求を持っている。
チュー・チューシャオは代表作に『Fu zi xiong bing』、『Graduating』などがあります。
ズーアンの免許を盗んで地上に出るが、検問に引っかかってドゥオドゥオと捕まってしまう。
木星の影響で地球エンジンが停止して地上へ出るが、救援隊の徴用で「着火石」を運ぶ事に。
地球滅亡が確実となる中、過去の父との思い出から「木星に火を付ける案」を打ち出した。
最後はペイチアンの犠牲で絆を取り戻し、ドゥオドゥオとイーイーたちと通常任務に戻った。

ハン・ドゥオドゥオ(演:チャオ・ジンマイ)
チーの妹。学生でチーの影響で地上の世界に強く憧れている。チーを「フーコウ」と呼ぶ。
チャオ・ジンマイは代表作に『Balala the Fairies』シリーズ、『Go Brother!』があります。
チーが地上へ出る決意をして整備工として潜入するが、検問で見つかって一緒に捕まった。
助けに来たズーアンも捕まるが、木星の影響で地震が起きてみんなと地上へ脱出をした。
「着火石」を運ぶ事になってしまうが、ずっと一人だけ家に帰りたいとしか言わなくなる。
最後は協力を呼びかける放送で活躍して、成功した後にチーとイーイーたちと任務をこなす。

ティム(演:マイク・スイ)
技術職。オーストラリアと中国のハーフで金髪。チーとドゥオドゥオの隣の独房にいた。
マイク・スイは代表作に『決戦刹馬鎮』、『My Old Classmate』などがあります。
懐中電灯で尋問のマネをしてチーの怒りを買うが、そのおかげで彼らと仲良くなっていく。
木星に近づいた影響で地震が起きると、チーに助けられて一緒に地上へ脱出をした。
地球エンジンを起動させる為に「着火石」をチーと運び、なんとか成功させて地球が助かる。
最後は中国人として地下都市に留まり、出会った救援隊の女とイチャイチャしていた。

リ・イーイー(演・チャン・イーチー)
技術職。別の地下都市に「着火石」を運んでいたが、墜落した飛行機で部隊が全滅した。
チャン・イーチーは代表作に『Huo guo ying xiong』、『Shi tu xing zhe 2: Die ying xing dong』などがあります。
ドゥオドゥオに発見される錯乱状態で彼女に襲いかかるが、チーの言葉で冷静になる。
当初の目的である地下都市に「着火石」を再開させるも、地球が滅亡すると知って絶望した。
チーが「木星に火を付ける案」を打ち出すと、計算して可能だと分かってすぐに実行する。
最後は見事に作戦が成功して地球が助かり、チーとドゥオドゥオとともに新たな任務に就く。

ハン・ズーアン(演:ン・マンタ)
ペイチアンの義理の父。地球エンジンに燃料を運搬する上級運転士として孫たちを育てる。
ン・マンタは代表作に『少林サッカー』、『カンフー・ダンク!』などがあります。
娘が脳死状態で回復の見込みはなく、ペイチアンと相談して苦悩の末に安楽死を選んだ。
勝手に免許を盗んだチーたちを釈放しに来るが、結局は捕まるも地震のおかげで脱出をした。
実は14年前に赤ん坊だったドゥオドゥオを助けており、実際は血の繋がりはないという。
最後は「着火石」をエレベーターシャフトから運ぶも崩壊し、酸素が切れて凍死した。

ワン・レイ上尉(演:リー・グアンジエ)
救援隊を指揮する隊長。避難所へ向かっていたチーたちの車両を救援の為に徴用した。
リー・グアンジエは代表作に『ドラゴン・クロニクル/妖魔塔の伝説』、『Lichun』がある。
地球エンジンを動かす「着火石」の運搬という最重要で最も危険な任務を遂行していく。
ペイチアンからの連絡で家族を避難所に送るよう言われるが、あくまで任務を優先している。
目的地が潰されて任務が失敗し、木星に地球が呑み込まれるも火を付けるチーの案に乗る。
最後は地球エンジンを起動し、木星からの衝撃波で建物が崩壊して下敷きになって死亡した。

マカロフ(演:アルカディ・シャログラドスキー)
国際宇宙ステーションで任務をこなすロシア人。ペイチアンとは「兄弟」と呼び合う相棒。
アルカディ・シャログラドスキーは代表作に『Schastlivye dni』、『Victory Day』がある。
ようやくターニングポイントとなる木星に近づいて、ペイチアンが退任して再会を約束する。
木星の影響で地球エンジンが次々と停止し、サポートの為に強制的な休眠状態に賛同した。
人工知能が職務放棄した事でペイチアンが止めようとして、その行動について行った。
最後は人工知能の暴走で宇宙空間に吹き飛ばされ、ペイチアンを助けて自分は犠牲となった。

感想

個人的な評価

本作はNetflixにて独占的に配信された作品となります。
中国初のSF超大作となっていて、本国では興行収入歴代2位を記録する大ヒットとなります。
原作は中国のSF作家リュウ・ジキンの短編小説を基に製作されています。
太陽が膨張して太陽系を呑み込む未来で地球の滅亡を防ぐ為、惑星ごとを移動させるというトンでもアイデアが凄まじい。
近年のSF映画はリアリティ重視で派手な展開を見せないが、本作はそんな流れを吹き飛ばすほどのファンタジックなインパクトを出しています。
ツッコミどころ満載であるけど、それをチャイニーズ・マネーの力で圧倒的な映像にする事でねじ伏せようとしています。
まさに中国らしい発想であり、今の国際情勢を見ても、その勢いを体現したような本作は何も考える必要はありません。
むしろ、一つ一つにツッコミを入れていったらキリがないぐらいにぶっ飛んでいて、整合性を保とうとする説明など気にする必要はない。
物語は主に二つの場面から同時進行していて、国際宇宙ステーションと地球となっています。
国際宇宙ステーションでは父親のペイチアンが担い、地球では息子のチーが担っていく。
それぞれのドラマを展開していくが、どちらも物語が進むにつれてぶっ飛んだ方向へ行ってしまうが、そこは勢いで押し切っています。
本作で最も印象に残る名言は「木星に火をつけるぞ」というモノで、そういう知識がなくても不可能とすぐに分かります。
しかし、本作ではそのような暴論や極論などの常識は通じず、燃えるモノは燃えるという謎理論で地球が滅亡から救われるという。
本作のテーマには遠く離れた父親と息子の絆を描くが、なんとなく『アルマゲドン』を彷彿するような既視感に囚われてしまいました。
ただ、ハリウッドとの絆とは違い、中国では「家」を大事にする風習があって、本作はそれを強い反映させています。
その為、よくハリウッドで見られる余計なロマンスはなく、あくまで家族を守る為に人々が動くという点に大きな差異があります。
登場人物が多くて半分に減らして役目を分けても問題はないが、そこは中国という大国を考えると意味が違ってきます。
本作は中国が認める推奨映画になっていて、根底にあるテーマに「世界を救う中国人」というのが本国で大いに受けたのだと思います。
面白い点として中国人はもちろん、ロシア人、オーストラリア人、イギリス人、日本人が出てくるのにアメリカ人が一人も出てこないところだ。
ここら辺の国際情勢を加味した設定もしっかりと見れば、中国が何を訴えたいのか分かってきて、また違った面白さがありました。
ただし、なんだかマイケル・ベイ監督みたいな感じで、家族を中心に持っていってワリにそこまで活かしていないところがあるのは逆に中国らしい作品でした。