俺たちハングオーバー!史上最悪のメキシコ横断 RE-2457

作品紹介

公開年月  2016/05/13
ジャンル  コメディ/アクション
原作  なし
監督  スコット・アームストロング
脚本  マイク・ゲイガーマン、アンドリュー・ウォーラー、ほか
製作  オリ・マーマー、スコット・アームストロング、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

エヴァン、ナルド、ジェイソンは幼馴染みの大親友。
ナルドの結婚が決まり、三人はクスリを吸いながら独身最後の夜を楽しむが、ハイになったナルドは婚約者トレイシーの不満を漏らす。
それを聞いたエヴァンとジェイソンは当日の結婚を阻止しようと式場に乱入してメチャクチャにしてしまう。
激怒したトレイシーは式を飛び出し、追いかけたナルドはメキシコで迷子になり、彼を救出しようとしたエヴァンとジェイソンは前代未聞のトラブルに巻き込まれるのだった。

登場人物&出演者

エヴァン(演:アダム・パリー)
仲良し三人組の一人。三人の中でしっかりしている方。昇進の話しが持ち上がる。
アダム・パリーは代表作に『ダーティ・グランパ』、『史上最悪の学園生活』があります。
同僚のエリザベスに片想いしているが、なかなか進展できずに困っている。
ジェイソンの介入でおかしな会話になり、危うく誤解を招くところでなんとか収める。
一攫千金カジノでは腎臓を盗られそうになるも、尻にボウガンの矢が刺さる程度で留める。
最終的に会社へ戻って、エリザベスを口説き、プレゼンを成功させる主人公補正を発揮する。

ジェイソン(演:T・J・ミラー)
仲良し三人組の一人。ニートのような生活を送り、他の二人に迷惑をかける問題児。
T・J・ミラーは近年の出演作に『クレイジー・パーティ』、『デッドプール』があります。
ハッパを吸ってハイになって状況を整理したナルドの不満を本気に捉えてしまう。
その結果、結婚式をぶち壊し、ナルドを悲しみのどん底に落とすも責任を感じていない。
ナルドが消えて、エヴァンの会社に乗り込みも、エリザベスに妙な誤解を与える。
最終的に一人の暴走で話しをややこしくした事を反省して大人しくなる。

ナルド(演:トーマス・ミドルディッチ)
仲良し三人組の一人。トレイシーとの結婚を控えている。少し天然なところがある。
トーマス・ミドルディッチは代表作に『ブロンズ!/私の銅メダル人生』、『ファイナル・ガールズ/惨劇のシナリオ』などがあります。
ジェイソンが結婚式をぶち壊した事で生きる望みを奪われて無気力になっていた。
トレイシーを追いかけてメキシコに行くが、身包みをはがされ、全裸で助けを求める。
エヴァンとジェイソンを待っているうちにギャングの取引を邪魔してしまう。
そのせいでギャングのボスに追われるが、最後はなんとか逃げ出してトレイシーと和解する。

エリザベス(演:アリソン・ブリー)
エヴァンが勤める会社の同僚。他の男性社員からも一目を置かれる女性。
アリソン・ブリーは代表作に『女教師グロリア』、『ワタシが私を見つけるまで』がある。
何かと思わせぶりな態度を取り、エヴァンが夢中になってしまう罪な女。
何度もエヴァンに振り回されるが、彼女にも気があったようで最終的に和解する。

トレイシー(演:シャノン・ウッドワード)
ナルドの婚約者。新婚で結婚式を楽しみにしているが、キレイな見た目と違って短気。
シャノン・ウッドワードは代表作に『チアガールVSテキサスコップ』、『モリー・ハートレイ/血塗られた制服女子高生』などがあります。
ジェイソンの乱入で結婚式をぶち壊しにされ、一人でメキシコのハネムーンに行ってしまう。
式をぶち壊しにしただけで別れる程度の女だったが、なぜか最後は和解する。

マクドナルドソン(演:ランス・レディック)
エヴァンが務めている会社のボス。エヴァンに一目を置き、昇進の話しを進める。
ランス・レディックは代表作に『マーシャル・ロー』、『ジョン・ウィック』があります。
重要なプレゼンに遅れるエヴァンを許し、チャンスを与える寛大なボス。

ポカホンタス(演:ローサ・サラザール)
一攫千金カジノでウェイトレスとして働く。ジェイソンの元カノだが嫌われている。
ローサ・サラザールは代表作に『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』があります。
腎臓を盗られそうになったエヴァンを助け、なぜかジェイソンと仲直りをする。

クリスティ(演:クリステン・リッター)
一攫千金カジノの常連。ナルドへの送金を待つエヴァンが息抜きに声をかけられる。
クリステン・リッターは代表作に『ベガスの恋に勝つルール』、『ビッグ・アイズ』がある。
実はマジックショーをしているアメージング・ヒューゴとともに他人の腎臓を奪っている。

アメージング・ヒューゴ(演:ジェイソン・マンツォーカス)
一攫千金カジノのマジシャン。ボウガンによる矢の腕前は百発百中である。
ジェイソン・マンツォーカスは代表作に『ダーティ・グランパ』、『ワタシが私を見つけるまで』などがあります。
エヴァンの腎臓を奪おうとするが、助け出されて得意のボウガンを撃って車を爆破する。

バーク(演:J・B・スムーヴ)
メキシコでギャングをするアフリカ系。金ピカのアクセサリーと銃を持っている。
J・B・スムーヴは代表作に『Mr.ディーズ』、『トップ・ファイブ』などがあります。
ナルドがコカインを積んだトラックを盗まれ、エンドロールでは国境を越えてやって来る。

感想

個人的な評価

本作には『ハングオーバー』というタイトルがあるけど、そのシリーズとは関係ないです。
ただ、本作の監督を務めるスコット・アームストロングは本家の脚本となっている。
だから邦題に『ハングオーバー』をつけているが、実際は誰も酔っていません。
基本的にコメディがベースになっていて、それを引っ張るのがT・J・ミラーとなります。
今やメジャーな作品に多く出演しているT・J・ミラーが自由にマシンガントークをします。
T・J・ミラーが好きな人には楽しめる作品だが、逆だとずっと冷めた目で観てしまう。
個人的にT・J・ミラーはあまり好きじゃないので、本作は彼で笑っていません。
まず、T・J・ミラーが好きじゃない点として、「俺、面白いだろ」というドヤ顔が嫌い。
中盤過ぎまで大活躍するけど、しゃべっている量に反してまったく面白味がなかった。
中盤以降では真面目なエヴァンが目立っていき、本作で成長する人物として存在感を出す。
一方のナルドはトレイシーと仲直りするが、余計な事をしたから自業自得とも言える。
展開があまりにもメチャクチャだが、T・J・ミラー以外はそれなりの笑いを提供する。
しかし、展開がメチャクチャなのに最後の着地点がみんなハッピーという強引な締め。
そもそも本家の方はあまり好きじゃないので、本作が好きになれるはずがないです。
特にT・J・ミラーの立ち回りが好きじゃないから尚更微妙な印象でした。
基本的にコメディ映画で大笑いする事はないが、本作も例の如く笑う箇所はなかった。
本家を意識したメチャクチャな展開も、細部が雑すぎて強引さが目立ってしまった。
ある意味、予想通りのコメディ映画だったので、特に驚くような事はなかった。