作品情報
公開年月 | 1988(ビデオ発売) |
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ジャンル | ホラー/スプラッター/コメディ |
原作 | なし |
監督 | エマニュエル・ケルヴィン |
脚本 | エマニュエル・ケルヴィン |
製作 | ジェームズ・デザート、ジョナサン・ランバート |
製作国 | ベルギー、フランス、オランダ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
ベルギーの田園地帯にある美しい館。
名家レミントン家で主の老姉妹エリザベスとビクトリアの誕生会が開かれる。
その誕生日パーティーに出席しようと週末のレミントン家に親戚ら十数人が集まってきた。
しかし、みんな目当ては叔母の遺産で、それぞれが我が物にしようと考えていた。
食事が進む中、一族からはじき出されたという半端者のクリストファーから、木箱のプレゼントが突如届いた。
木箱を開けると中から怪しげな気体が発生し、老姉妹は恐ろしいモンスターへと変貌する。
それにより、パーティーは一変して惨殺の舞台と化してしまうのだった。
登場人物&出演者
・エリザベス(演:ダニー・デイヴン)
一族の一人と同性結婚。最初はレズとして登場するけどすぐにバイセクシャルになる。
ダニー・デイヴンは本作が長編デビュー、あと短編を1本だけ出演しています。
おっぱい要員だと思えば、なぜかヒロインっぽく立ち回っていた。
・ヘレン(演:カトリーヌ・エイメリー)
一族の一人。娘と息子を連れてきたが、母性は強く子供たちを守ろうとする。
カトリーヌ・エイメリーは45作に出演し、現在でも第一線で活躍しています。
勢い良く娘を助けに行くも、途中で負傷して精神的に崩壊してしまう。
・ジョン(演:エリー・リゾン)
一族の一人。恰幅が良く蝶ネクタイをしているが、自己中心的で文句を言うだけ。
エリー・リゾンはテレビドラマシリーズや映画などに出演しています。
親戚には必ず一人はいる口先だけで役に立たないヤツを見事に演じています。
・パーシバル(演:ロバート・デュボア)
一族の一人で司祭。聖職者であるが、短気で金に目がくらんでいるダメ人間。
ロバート・デュボアは本作がデビュー作で、助監督もつとめています。
一番特徴がある人物で目立っているが、特に何もしないのは言うまでもありません。
・ハーベイ(演:ジャック・メイヤー)
一族の一人。一見して紳士的に見えるけど、思ったほど頼れるワケじゃない。
ジャック・メイヤーは10作ほどに出演しているが、どうやら本作が最後になっている。
弾数無限のショットガンでおばあちゃんに立ち向かうも呆気なく死んでしまう。
感想
個人的な評価
古き良きトロマ製のホラー風味のコメディ映画。
いつものようにいっぱい人が出て、当たり前のように死んでいきます。
もちろん、主人公らしい主人公はいなくて、みんなで役割を分けている感じです。
しかも、登場する人物たちはどれも欲にまみれたクズばかりです。
だから死んでも同情はしないが、もう少し紹介して欲しいところです。
ビデオ発売なので80年代とは言え、かなり荒いのは仕方ないでしょうか。
それにしても、ワケの分からない何かで何かに変身するのはトロマ製の定番でしょう。
細かい説明よりも、実際に起きている異常事態を楽しむのが正しい鑑賞方法だと言える。
ホラーとしては今ひとつ、コメディとしても今ひとつ、優れた点は一つもありません。
ただ、グロテスクな演出はそれなりに頑張っているけど、特別優れているワケでもない。
ストーリーはあってないようなモノで、会話劇としても何一つ面白くありません。
バカ映画として考えても突出したところがなく、トロマ製が好きな人しか楽しめないだろう。