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ペット/檻の中の乙女 VD-72

ペット/檻の中の乙女 VD-72

作品紹介

公開年月  2017/02/25
ジャンル  サスペンス/ホラー
原作  なし
監督  カルレス・トレンス
脚本  ジェレミー・スレイター
製作  ニック・フィリップス、ケリー・マーティン・ワグナー
製作国  アメリカ、スペイン
鑑賞方法  動画配信サービス

あらすじ

動物保護センターで働く青年セスは、バスで偶然同級生だったホリーを発見し、声をかけるもまったく覚えておらず邪険にされる。
悔しい思いをしたセスはSNSでホリーの事を調べ上げ、バイト先を突き止めて彼女に取り入ろうとするも逆にバカにされる。
思い詰めたセスはホリーの帰りを待ち彼女を拉致し、自分の働く動物保護センターの地下の檻に監禁する。
ホリーは状況が分からないまま下着一枚でペットのように飼育され、飼い主気分のセスは思わぬ反撃を受けるのだった。

登場人物&出演者

セス(演:ドミニク・モナハン)
主人公。動物保護センターで働いている。バスで偶然出会った同級生のホリーに片想いする。
ドミニク・モナハンは近年の出演作に『THE DAY/ザ・デイ』、『ソルジャーズ・アイランド』などがあります。
職場では友達はおらず、警備員から敬遠され、獣医からはバカにされる始末である。
ホリーと出会った事ですべてが変わったと錯覚し、彼女を本当の彼女にするべく教育する。
完全に変態のような印象を与えるが、真実を述べた辺りから彼の行動に意味が出てくる。
最終的に一枚上手だったホリーによって支配され、本当のペットにされてしまう。

ホリー(演:クセニア・ソロ)
ヒロイン。ウェイトレスとして働く。偶然バスでセスと出会うも彼の事は覚えていない。
クセニア・ソロは代表作に『ルイジアナ・スカイ』、『ブラック・スワン』などがあります。
バイト先まで訪れたセスを冷たくあしらい、バーに来た彼をストーカー扱いにしてしまう。
その結果、セスを過剰な行動に走らせてしまうという身から出たサビの原因を作る。
最初は悲劇のヒロインだったが、セスの見てきた真実によって殺人鬼の正体を現す事に。
セスよりも一枚上手で、支配されているようで実は支配していたという恐ろしい女でした。

クレア(演:ジェネット・マッカーディ)
ホリーの同居人。ホリーの被害妄想に呆れており、ケンカ中のエリックとの仲を気にする。
ジェネット・マッカーディは代表作に『シャドー・フューリー』、『Swindle』があります。
何かとホリーを心配する親友であり、落とした手帳に連絡先が書いていないか不安になる。
しかし、実際はホリーが描いた幻想で実物はすでに事故死して実在していない。
実際はエリックと浮気をして、キレたホリーによって最初の犠牲者となっていました。

ネイト(演:デヴォン・マクドナルド)
動物保護センターの警備員。セスを見下していて、彼から話しかけると不機嫌になる。
デヴォン・マクドナルドは代表作に『寝取られ男のラブ♂バカンス』などがあります。
当初からセスの行動に不信感を持ち、ついに監禁されているホリーを見つける。
しかし、殺人の衝動に駆られている彼女の罠でセスによって無残に殺されてしまう。

エリック(演:ネイサン・パーソンズ)
ホリーの恋人。バーで働いている。ホリーとは恋人関係だが現在は距離を置いている。
ネイサン・パーソンズは代表作に『Tザ・ルームメイト』などがあります。
バーを訪れたセスがホリーに近づき、それを知って脳筋の如く有無を言わさず殴る。
再び自由を得たホリーとヨリを戻しているが、相変わらず浮気をしている。

感想

個人的な評価

本作は『シッチェス・カタロニア国際映画祭』で脚本賞を受賞した作品。
映画好きでは知られている映画祭だが、日本では『君の名は。』が受賞した事で知名度を上げています。
タイトルから簡単に連想すると、主人公が横恋慕してヒロインを拉致監禁するという展開。
そんな分かりやすい展開ならば、シッチェスで脚本賞を受賞しないはずだろう。
本作では主人公が社会的に弱者であって、相手の女性はイケイケの美人で、そこから物語が異様なモノへと変化していくのです。
そこからスタートラインとなるが、ヒロインはペットになって己の立場を知っていく。
一方で主人公は自分が飼い主だと言い聞かせ、教育していくのだが、そこで衝撃の真実が語られていくのです。
とにかく、本作は単なる飼い主とペットの立場ではなく、それ以上の深い内容になっているのはいい意味で裏切られました。
これによって本作は悪役の主人公、悲劇のヒロインから立場が逆転していくのです。
予想を超えた展開に心をグッと掴まれ、そこから主人公とヒロインのやり取りが変わっていく様子が非常に面白いのです。
ここからどうなっていくのか期待しましたが、残念ながらそこがピークになってしまった。
主人公のセスは確かにヒロインのホリーを助けようとしたが、立場が逆転してしまった途端に作品の面白さが右肩下がりになってしまう。
本性を現したホリーがどのようにセスを操っていくのか見物だったが、思っていたよりも勢いがなかったのは正直ガッカリでした。
本当ならここからもっと急展開を盛り込むべきだけど、なぜかそのまま平行線で物語が終結に向かってしまった。
どうしてもセスは社会的に弱者なので、彼が強者であるホリーにどうやって対抗していくか期待したのにそれがなかった。
結局、セスは何もできずにホリーのペットに成り下がったのは残念で仕方なかったです。
やはり、セスがもう一度逆転していれば、もっと盛り上がっただけに残念でならない。
セスの逆転があって、そこから実はホリーの方が一枚上手の仕掛けがあれば、本作は間違えなく名作になっていた。
この立場の逆転が一度しかなく、明らかにセスの方が不利になって、そのまま流れてしまったのは製作側の甘えが出たところでした。
ただ、本作のヒロインを演じたクセニア・ソロの悲劇から殺人鬼へ表情が変わっていく演技は非常に恐ろしく上手いと感じた。
一方のセスを演じたドミニク・モナハンもハマリ役で、最後の情けない姿は予想できただけで本人は幸せだろうが、なんだか悲しい気分になる。
本作はもう一段階のサプライズさえあれば、もっと上に行けただけで惜しい作品でした。

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