オクトパス TV-54

作品情報

公開年月  2000/03/31
ジャンル  パニック
原作  なし
監督  ジョン・エアーズ
脚本  マイケル・D・ワイス
製作  デヴィッド・ヴァロッド、ダニー・ラーナー、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  テレビ鑑賞

あらすじ

1962年10月のキューバ危機でソ連の原子力潜水艦が原因不明の事故で沈没する。
38年後、新米のCIA捜査官ロイ・ターナーがブルガリアのアメリカ大使館で爆破事件に巻き込まれてしまう。
犯人を追跡したロイはそこで大使館連続爆破のテロリストであるキャスパーを捕まえる。
キャスパーを安全に護送するべくアメリカ海軍の潜水艦で連行する事となるが、そこで彼らを待ち受けていたのは巨大なタコの怪物であった。

登場人物&出演者

ロイ・ターナー(演:ジェイ・ハリントン)
主人公でCIA捜査官。政治経済のアナリストで現場の経験がまったくない。
ジェイ・ハリントンは47作ほどに出演し、近年はテレビドラマシリーズやテレビ映画で活躍しています。
テロリストの護送とはまったく関係ない分析官なので、戦闘に関しては素人に近い。
キャスパーを前にして引き金を引けなかったが、本作を通じて多少は成長していきます。

リサ・フィンチ博士(演:キャロリン・ロウリー)
ヒロイン。海洋生物学者。とある海域の海洋生物について研究する為に派遣された。
キャロリン・ロウリーは17作に出演し、主にテレビドラマシリーズで活躍しています。
とても海洋生物学者とは思えないセクシーさで、かなり美人だったという印象がありました。

キャスパー(演:ラヴィル・イシアノフ)
大使館連続爆破のテロリスト。ターナーを見透かすほどの洞察力を持つ憎たらしい人間。
ラヴィル・イシアノフはソ連出身で数多くのテレビドラマシリーズやテレビ映画で活躍する。
逃げる為には手段を選ばず、手錠を外すのに自身の関節を外すほどの行動力を持つ。

ジャック・ショー(演:デヴィッド・ビークロフト)
海軍潜水艦の艦長。過去に潜水艦を座礁させた責任として左遷させられていた。
デヴィッド・ビークロフトは主にテレビドラマシリーズやテレビ映画で活躍しています。
自己中心的な人物であるが、誰よりも頼れる人物として活躍してくれます。

ブリックマン(演:リッコ・ロス)
軍曹。登場した時はリサとポーカーで脱衣ゲームをして負けてしまう。
リッコ・ロスは『エイリアン2』で武器弾薬担当のフロスト役として有名です。
最後まで任務を遂行しようとする真面目な軍人だが、やっぱりやられてしまいます。

感想

個人的な評価
定番の巨大化した生物が襲ってくるモンスターパニック映画。
始まって数分で鑑賞した事があると思い出すも、レビューを書いていなかったらしい。
ちょうどいい機会なので、レビューを書こうとするけど、やっぱり本作はB級映画でした。
出演者は無名であるが、その中でもリッコ・ロスとラヴィル・イシアノフだけ辛うじて知っているレベルでした。
本作は巨大なタコ、豪華客船、テロリストという組み合わせだが、どう見ても『ザ・グリード』と設定が被っています。
ただ、B級映画の名作である『ザ・グリード』と比べて、本作は数段落ちるのは当然です。
メインであるはずの巨大タコはほとんど出番がなく、潜水艦内で逃げ回る護送するはずだったテロリストとの戦いがほとんどでした。
やはり、本作は予算がないので、CGである巨大なタコはあまり使えなかったようです。
その代わり悪役のラヴィル・イシアノフはノビノビと演じているのは良かったです。
クライマックスでは『ザ・グリード』をそのままパクったような展開で、最後のトドメはモンスターを倒す定番の爆破でした。
本作の素晴らしい点はキャロリン・ロウリーの美しさ、ラヴィル・イシアノフの楽しい演技、あとは『ザ・グリード』が名作だと改めて思わせるところでしょう。