【アクション俳優はあの三人だけじゃない!】でも名だたるアクション俳優を紹介しましたが、実はまだまだ物足りないです。
アクション映画に出演する俳優は数多くいて、以前は演技派として知られたリーアム・ニーソンはアクション俳優の地位を築き、様々なジャンルの映画に出演するマット・デイモンの『ボーン』シリーズも未だに続いています。
しかし、脳内ミニシアター改的にはアクション映画を中心に出演する生粋のアクション俳優を是非とも紹介したいと思います。
この男たちは今でも第一線で活躍しています
“沈黙”シリーズと“セガール拳”のスティーヴン・セガール、“飛び後ろ回し蹴り”のジャン=クロード・ヴァン・ダム、“人間核弾頭”のドルフ・ラングレンなど、代名詞のようなキャッチコピーや映画シリーズを持っています。
だが、今回紹介する地味なアクション俳優たちは軒並みパッと思いつく作品がない、もしくは「誰?」という感じになってしまう。
ですが、彼らのアクションは本物で肉体美も同時に兼ね備える生粋のアクション俳優です。
ゲイリー・ダニエルズ
本名 | Gary Edward Daniels |
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生年月日 | 1963年5月9日(54歳) |
出身地 | イギリス・ロンドン |
身長 | 179cm |
格闘歴 | テコンドー、キックボクシング |
デビュー作 | 『キング・マヒーの秘宝』(video) |
代表作 | 『北斗の拳』(実写版) |
ゲイリー・ダニエルズは知る人ぞ知るアクション俳優の一人です。
元キックボクサーとして14年間の現役生活で通算35勝4敗をあげ、そのうち34勝がノックアウト勝ちという本物すぎる本物の格闘家でした。
個人的にはジャッキー・チェンが主演した『シティーハンター』で、敵役として登場し、ストリートファイターのケンのコスプレをした時の完璧さに感動しました。
しかし、ゲイリー・ダニエルズと言えば、なんと言っても実写版『北斗の拳』でしょう。
日本のマンガやアニメをハリウッドで実写化すると残念な事になる昨今だが、『北斗の拳』は物議を醸すほどの出来映えでした。
何よりアニメ版で声優を務めた神谷明をそのまま吹き替えで起用して、更に微妙な感じを増したのが逆に良かったりする。
マーク・ダカスコス
本名 | Mark Alan Dacascos |
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生年月日 | 1964年2月26日(53歳) |
出身地 | アメリカ合衆国 ハワイ州 ホノルル |
身長 | 175cm |
格闘歴 | カンフー |
デビュー作 | 『dim sum』 |
代表作 | 『クロウ/天国への階段』(テレビドラマ) |
マーク・ダカスコスを知っている人はなかなかの通かも知れません。
映画ではゲーム原作だった『ダブルドラゴン』や『ジェヴォーダンの獣』に登場したインディアン役が有名だと思います。
しかしながら、個人的にはなぜかテレビドラマ版『クロウ/天国への階段』のイメージが妙に強く残っています。
特にクロウのメイクをしたマーク・ダカスコスの印象が強く、それがもの凄く似合っているからかもしれません。
映画版の『クロウ/飛翔伝説』ではブルース・リーの息子であるブランドン・リーが主演を務めたが、発砲事件で死亡した事の方が有名になってしまった作品でした。
マイケル・ジェイ・ホワイト
本名 | Michael Jai White |
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生年月日 | 1967年11月10日(50歳) |
出身地 | アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ブルックリン |
身長 | 183cm |
格闘歴 | マーシャル・アーツ、空手 |
デビュー作 | 『悪魔の毒々モンスター/東京へ行く』 |
代表作 | 『スポーン』 |
マイケル・ジェイ・ホワイトは格闘家として全米オープン選手権や北米オープン選手権で数多くのタイトルを獲得している。
似たタイプとしてウェズリー・スナイプスがいるけど、どうにもマイケル・ジェイ・ホワイトは今一つパッとしないのです。
ウェズリー・スナイプスはアメコミ原作映画の『ブレイド』で主人公を演じて、原作に影響を与えるほどのハマリ役になりました。
それに対して、マイケル・ジェイ・ホワイトは同時期に人気コミック『スポーン』の実写映画で主人公を演じました。
『ブレイド』のウェズリー・スナイプスはダサ格好いいスタイルを築く一方、『スポーン』のマイケル・ジェイ・ホワイトは不遇すぎました。
まず敵役のCGがあまりにもダメで、内容もずっと暗い感じで下品すぎたせいで今一つでした。
ですが、スポーンが舞い降りた時のマントを表現するCGは一級品で、多分、ここだけで製作側が満足した残念な作品でした。
スコット・アドキンス
本名 | Scott Edward Adkins |
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生年月日 | 1976年6月17日(41歳) |
出身地 | イングランド バーミンガム サットン・コールドフィールド |
身長 | 178cm |
格闘歴 | 柔道、キックボクシング、クラヴ・マガ、中国拳法 |
デビュー作 | 『アクシデンタル・スパイ』 |
代表作 | 『NINJA』、『ニンジャ・アベンジャーズ』 |
今回紹介したアクション俳優の中で一番の若手、スコット・アドキンスです。
まだまだこれから伸びるだけあって、脇役として様々な超大作にも顔を出しています。
『アクシデンタル・スパイ』から始まり、『メダリオン』、『ダニー・ザ・ドッグ』、『ボーン・アルティメイタム』、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』、『エクスペンダブルズ2』、『ドクター・ストレンジ』などなど。
初期の頃は香港映画への出演が多かったのですが、近年はハリウッドにも進出して確実にキャリアを築いています。
若手とは言っても40代ですが、肉体は衰えるどころかますます磨きがかかっています。
スコット・アドキンスはスタントマンとしても活躍していて、上記で挙げた『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』では、ウルヴァリンが最後に対決するデッドプールの成りの果てであるウェポンXIのスタントダブルとして出演しています。
初の主演作『NINJA』はまさに西洋人が好きな“NINJA”をそのまま描いた意欲作です。
加えて続編は待望の邦題『ニンジャ・アベンジャーズ』として公開されました。
今後はスコット・アドキンスというアクション俳優の名前を覚えておけば、間違えなくアクション映画の幅が広がる事でしょう。
まとめ
今回紹介したアクション俳優たちは高い技術を持った本物であり、肉体を使ったアクションは言うまでもなくレベルも高いです。
ただ、彼らには揃って何か足りない部分があって、今一つブレイクする事ができません。
やはり、一皮むけるにはアクション以外の何かがあればいいのですが、個人的には彼らにはこのまま生粋のアクション俳優として歩んで欲しい部分もある一方、もっとメジャーになって欲しい気持ちもあります。
アクション俳優はまだ紹介したい方々もいますので、もう少しこのシリーズを続けます。
このシリーズを制覇すれば、8割方のアクション映画を知る事ができると思います。