トリプル・フロンティア VD-236

作品紹介

公開年月  2019/03/13
ジャンル  アクション/犯罪
原作  なし
監督  J・C・チャンダー
脚本  J・C・チャンダー、マーク・ボール
製作  ニール・ドッドソン、アレックス・ガートナー、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  動画配信サービス

あらすじ

麻薬取締局のエージェントであるサンティアゴは、麻薬王ロレアの手下から彼の居場所を知って現金の強奪を計画する。
その為にサンティアゴは元特殊部隊の仲間たちを集めると、早速彼らは大金が保管されていた屋敷を偵察した。
当初は仲間の1人が同意しなかったが、家族の為に金が必要で他の3人とともにサンティアゴの強奪計画に乗るのだった。

登場人物&出演者

サンティアゴ・ガルシア/ポープ(演:オスカー・アイザック)
元特殊部隊の兵士。ブラジルで警察のコンサルタントをする。地元民から情報を得ている。
オスカー・アイザックは近年の出演作に『永遠の門/ゴッホの見た未来』、『オペレーション・フィナーレ』などがあります。
独自の情報網や会社を持っていて、長年追っていた麻薬王の居場所を知って強奪を計画する。
当初の計画と違っている事を指摘されるが、人生を変えるチャンスとして説得をした。
目的であったロレアを殺害して金を持ち出すが、ヘリの墜落やトムの死によって計画が失敗。
最後はなんとか脱出して分け前をトムの家族に寄付し、捨てた金の紙で次を狙う事になる。

・トム・デイヴィス/レッドフライ(演:ベン・アフレック)
元特殊部隊の隊長。帰国してから定職に就かず、二つの家族を養っている困窮した状態。
ベン・アフレックは近年の出演作に『ジャスティス・リーグ』、『夜に生きる』があります。
そのせいで金欠気味となっていて、サンティアゴが持ちかけた話しに乗るしかなかった。
偵察だけのつもりで同意するが、ロレアの殺害と大金強奪に覚悟を決めてチームをまとめる。
大金を前にして強欲さを出してしまい、不時着した村では住民を殺害し暴走していた。
最後はずっと追っていた村人の若者に狙われ、見事に仕留められて唯一の犠牲者となった。

ウィリアム・ミラー大尉/アイアンヘッド(演:チャーリー・ハナム)
元特殊部隊の兵士。戦場に向かう新人兵士たちに向けて、帰国後の厳しさを教えていた。
チャーリー・ハナムは近年の出演作に『パピヨン』、『キング・アーサー/2017年版』などがあります。
強奪計画を思いついたサンティアゴが最初に接触して、トムの返答次第で協力するという。
いつもは総合格闘家である弟ベンのセコンドとして応援し、その場で計画に乗ると宣言した。
ロレアの屋敷で彼に撃たれるが、それを感じさせないほど金を自分たちで運んでいた。
最後はトムの家族に分け前を寄付して、捨てた金の場所を記した紙をサンティアゴに渡した。

ベン・ミラー(演:ギャレット・ヘドランド)
元特殊部隊の兵士。帰国後は総合格闘家をしている。兄のウィリアムがセコンドに付く。
ギャレット・ヘドランドは代表作に『エラゴン/遺志を継ぐ者』、『トロン:レガシー』などがあります。
ウィリアムが計画に参加するという事で付いてくるが、状況が大きくなって不満を漏らす。
サンティアゴの計画が大事になってくるが、再びチームが戻った事に誰よりも喜んでいた。
ヘリが墜落して金を持ち運ぶが、村人を殺したトムが殺されて逆上して感情的に兄を殴った。
最後は残った金の分け前を死んだトムの家族に寄付して、再び同じような生活を送る事に。

フランシスコ・モラレス/キャットフィッシュ(演:ペドロ・パスカル)
元特殊部隊の兵士。優秀なパイロット。現在はコカインのせいで免許を剥奪されている。
ペドロ・パスカルは代表作に『キングスマン:ゴールデン・サークル』、『イコライザー2』などがあります。
赤ん坊が産まれたばかりで計画への参加に躊躇していたが、人生を変える為に決意した。
サンティアゴの人生を変えるチャンスだと聞いて、意見を言わずに黙ってチームに従った。
無事に金を積み込んでヘリで脱出するが、重量オーバーで墜落して金を自分たちで運ぶ事に。
最後は不時着した村の人間を殺したトムが報復に遭い、残された家族に金を寄付した。

イヴァンナ(演:アドリア・アルホナ)
ロレアの組織に経理として昇格している。弟を刑務所から出す為、サンティアゴに協力する。
アドリア・アルホナは代表作に『サラリーマン・バトル・ロワイアル』、『パシフィック・リム:アップライジング』などがあります。
ブラジル警察に捕まりそうになるが、追いかけたサンティアゴによって逃してもらった。
危険を冒してロレアから必要な情報を引き出し、武器や車まで用意して信頼を勝ち取った。
釈放された弟とサンティアゴたちを待っていて、そこで彼らのヘリでペルーに脱出した。
最後はサンティアゴと別れる際にロレアだけじゃなく、多くの組織を敵に回したと言い残す。

ガブリエル・マーティン・ロレア(演:レイナルド・ガイエゴス)
麻薬王。ブラジルのジャングルで屋敷を構える。銀行を信用せず屋敷に大金を保管している。
レイナルド・ガイエゴスは代表作に『ランボー/最後の戦場』、『LOGAN/ローガン』がある。
ブラジルの治安を乱している根本であり、サンティアゴが何をやっても変えられなかった。
イヴァンナの情報によって屋敷にいて、警護は三人だけになったところを狙われる事に。
最後は計画通りに動いたサンティアゴたちに見つかり、反撃するも結局は射殺されてしまう。

感想

個人的な評価

本作は限定的に劇場公開され、その後はネットフリックスで独占配信されています。
当初は2010年に企画がスタートするが、紆余曲折あってネットフリックスが全世界の配給権を獲得しています。
本作が完成するまで色々とあったようだが、ネットフリックスが配給権を買い取って公開されました。
企画スタートから8年目で公開されましたが、なんと言ってもキャストが豪華だと言える。
ネットフリックスが配給権を持っているとは言え、超大作に出演する役者が占めている点でも本作は見逃せません。
物語は麻薬王の殺害と同時に大金を盗むという単純な構成だが、本作は大物の役者たちが演じているから雰囲気があります。
キャストの中で最も有名なベン・アフレックを主演だと想ってしまうが、実際はオスカー・アイザックが主人公とも言えるだろう。
ただ、本作では明確な主人公がおらず、元特殊部隊の仲間が主要人物となっています。
帰還兵の生活に苦しむ姿は良く題材に取り上げられるが、本作はその王道であるが、思っていたよりも地味な展開でした。
こういうタイプの作品では物語の中核を担う作戦で誰かが犠牲になるパターンが多いけど、本作は淡々と進んで肩透かしを食らったような感じでした。
上映時間の半分ぐらいで目的を達成してしまうが、そこから非常に長いような印象がある。
アクション映画としての爽快感はなく、ラストではどこか晴れない空しさしかなかったです。
全体的にどこかハマらないような感覚もあって、微妙にアクション映画のツボを外しているような印象を持ちました。
これは監督の狙いなのか知らないけど、ずっと歯痒い感じが最後まで続いた作品でした。