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エンド・オブ・ザ・デイズ VD-368

エンド・オブ・ザ・デイズ VD-368

作品紹介

公開年月  2013/08/23
ジャンル  ホラー/アクション
原作  なし
監督  タッチ・オードン
脚本  リン・ヴァッタナプロセス
製作  ファニー・ラオ
製作国  カンボジア
鑑賞方法  動画配信サービス

あらすじ

プノンペンで医学生のチュン、オデ、サマオたちはテスト明けのパーティを楽しんでいた。
同じ日の夜、未知なるウイルスに感染し凶暴化した患者が病院へ緊急搬送されていた。
感染の拡大を食い止める事ができず、チュンたちは生き延びる為に必死の逃走劇を繰り広げるのだった。

登場人物&出演者

チュン(演:リン・ヴォーン・プロセス)
医学生三人組の一人。ティーダに片思いしているが、奥手なせいで一歩を踏み出せず。
リン・ヴォーン・プロセスは本作が長編映画デビュー作となります。
パーティでは時間が早くなって、女よりも準備が遅くて仲間から毎度のように飽きられる。
父親から電話がかかり、トイレに行くも繋がらず戻ったら大惨事になって単独で逃げていた。
道中にジャスミンと避難すしていると、ビーたちと合流し、オデたちと再会を果たした。
最後は父親のワクチンを受け取り、サマナを逃し、主人公補正で噛まれずに生還を果たした。

オデ(演:サム・オル・オデ)
医学生三人組の一人。三人の中で一番調子に乗っているが、仲間思いで隠れて努力している。
サム・オル・オデは本作が長編映画デビュー作となります。
チュンがラッキーにからかわれると、助け出すも実は仲が良くて一芝居を打っていだという。
感染者からディーダたちを守り、的確な判断により車で脱出して安全そうな建物に到着する。
無線機を直そうとする微妙な情報を手に入れると、それを頼りにみんなで建物を脱出した。
最後は気付いたら噛まれていて、じっくりと回想を挟みながらチュンに銃殺してもらった。

サマオ(演:テン・サマオ)
医学生三人組の一人。三人の中で特徴はなく、授業中に動画撮影する程度に調子に乗る。
テン・サマオは本作が長編映画デビュー作となります。
パーティではチュンやオデたちと楽しんでいて、まるで女の子に興味がない感じに振る舞う。
感染者に襲われると、一目散に車のトランクに避難してみんなと安全な建物に到着した。
食料調達に行こうとするが、ビビっていたラッキーの言葉に耳を傾けて結局は残った。
最後はみんなで脱出する時に戦っていたが、気付いたら感染者たちに食い殺されていた。

ラッキー(演:ラス・サンナン)
医学生。常に二人の子分を従えて、何かとチュンに対して小バカにした態度を取っている。
ラス・サンナンは本作が長編映画デビュー作となります。
パーティには遅れてくるもの理由を言わず、子分たちをアゴで使って横柄な態度を取る。
感染者の襲撃を受けると、ヘタレになってオデの指示に従って車でパーティから脱出した。
建物では食料調達の為に外へ出るのを断固反対し、行こうとしたサマオを必死に説得した。
最後はみんなで逃げる時になんとか感染者と戦うが、気付いたら感染者に喰い殺されていた。

トゥン(演:リー・ヴァタナク)
医学生。仲良し三人組にオマケとしてついて来た。パーティに行く車になぜか乗っていた。
リー・ヴァタナクは本作が長編映画デビュー作となります。
チュンと名前が似ている上に特徴もなく、パーティでは存在がその他大勢と化していた。
建物に到着すると、死体からカギを取ろうとして、案の定噛まれて初めて存在感を出した。
感染が全身に回り、ライオンの判断で手錠に繋がれるもの腕を切断して姿を消していた。
最後は感染者としてオデたちの前に現れ、なぜか大切な仲間として名残惜しく置いていく。

ビー(演:キー・ペンコン)
オデたちが避難した建物にいた一人。死体から銃を手に入れて感染者相手に発砲していた。
キー・ペンコンは本作が長編映画デビュー作となります。
最初は単なるモブキャラだったのに、噛まれているか確認する時にやたらと高圧的になる。
食料調達の為に外へ出ると言い出し、なぜかリーダー格として率いてチュンたちと合流する。
途中で感染者に襲われると、どうする事もできずにヘタレな状態で命からがら戻ってきた。
最後はみんなで脱出する際に真正面から感染者に襲われ、誰も気に留めず食い殺された。

ティーダ(演:不明)
医学生。いつも親友と行動している。チュンに片思いされている事は薄々勘付いている。
しつこく誘うラッキーを諦めさせる為、チュンと付き合っているとなぜか利用してしまう。
パーティではチュンと二人になっても会話は弾まず、結局は親友と楽しんでいた。
感染者に襲われると、ただ守られるだけで何もせず、建物に到着しても消極的な態度になる。
食料調達には行く素振りもせず、サマナと一緒に様子を見て「腹が減った」と言っていた。
最後は車のアラームを鳴らして感染者を呼びつけ、ジャスミンと車内に避難するも噛まれた。

サマナ(演:不明)
ティーダの親友。いつも一緒にいて、スタイル抜群だが目立った特徴がなくて棒立ち要員。
パーティではチュンと盛り上がらないティーダを見て、励ます為に結局は二人で楽しんだ。
感染者の襲撃を受けると、オデに守ってもらい、安全な建物に何もせず到着した。
食料調達の問題に一切関心がなく、再会を果たしたチュンに対して喜んでいた。
チュンの家に向かうと、父親の研究資料を託され、彼が囮になっている間に逃げ出した。
最後は生存者に偶然助けられ、研究資料について何も語らず彼の車椅子を押してくれた。

ライオン(演:不明)
オデたちが避難してきた建物の持ち主。警戒しながらも彼らを受け入れて建物の中に案内。
トゥンが噛まれたと知って手錠に繋ぎ、仲間思いなオデに危険だと正論を言って黙らせた。
必要になる食料を取りに行く際、感染したトゥンを助けようとするサマオたちを説得した。
食料がなくなりそうになっても何もせず、ビーが外に出る行動をただ黙って見ていただけ。
最後は感染者を引き付けチュンたちを逃すが、生存者に助けられてほぼ無傷で再開を果たす。

感想

個人的な評価

近年では東南アジアを中心に映画製作に力を入れる国が増えてきました。
その中で一つのジャンルとして確立したゾンビ映画を作る事が多くなりました。
他のジャンルと高い親和性を持ち、低予算でも形にできるからどの国も作っている。
映画大国のインド、お金アルヨの中国、高い質の映画を作る韓国などこぞって作っています。
本作は珍しいというより、初めて観る事になるカンボジア製のゾンビ映画は興味深い。
率直に言って、100万円の予算とは言え、作品のレベルはかなり低い出来となります。
演技が下手、ゾンビメイクの安っぽさ、捻りのない展開、強引なオチなど、カンボジアじゃなければ色々と厳しい。
俳優がほとんどブサイクで演技が下手、女優はスタイル抜群だがお荷物状態でほとんど機能せず、登場人物はどれも残念すぎる。
ラストでは明らかに助かる方法はほぼないのに、主人公は感染者に掴まれても余裕で逃げ出して生還する。
これはかなりムリのある展開で、なんだか『ハウス・オブ・ザ・デッド2』を思い出した。
どんなに薄着で繊維喪失しても主人公たちはゾンビに囲まれても噛まれず、かすり傷一つなく生還する。
本作では飛び降りたら普通は死ぬ高さから主人公は多少のケガをするが、なぜか噛まれていないという。
脇役は揉みくちゃになって、気付いたら噛まれているという感じですがね。
それと、本作のヒロイン的なポジジョンの女が余計な事をして、子供を道連れにするお荷物にもほどがある。
その代わり、オマケだと思っていたヒロインの親友が生き残る展開も明らかに配置を間違えたとしか思えない。
このように本作の脚本は粗いが、カンボジア初のゾンビ映画として大目に見るべきかもしれないだろう。