作品紹介
公開年月 | 2001/10/27 |
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ジャンル | ホラー/アクション |
原作 | なし |
監督 | ブライアン・クレメント |
脚本 | ブライアン・クレメント |
製作 | ブライアン・クレメント |
製作国 | カナダ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
フェリデン、アルジェンタ、ヴァンパイア・ネメシスは、終わりのないゾンビとの戦いに疲れ果てていた。
そんなある日、三人はゾンビに襲われた少女を助け出すと、彼女に案内されて世ぞうんしゃキャンプを訪れる。
ところが、到着すると武装した兵士に包囲されて武器を没収され、彼らが助けた少女によって騙されていたのだった。
登場人物&出演者
・アジェンタ(演:クレア・ウェストビー)
フェリデンとネメシスとともに自警団を結成し、助けを求める人間を救助していた。
クレア・ウェストビーは代表作に『The Dead Inside』、『Dark Paradox』などがあります。
食料と弾薬が尽きるところでジャネットを助けると、安全な施設があるとして案内される。
ジャネットが当然のように裏切ると、テストに合格して施設のボスであるビルが気に入る。
復活したネメシスによって助け出されると、武器庫で武装してビルを倒そうとする。
最後はネメシスに助けられ、アズールの幻にも助けられ、無事に施設を脱出する事ができた。
・ネメシス(演:アリソン・テリオー)
アジェンタと死地を潜り抜け自警団を組織したヴァンパイア。アジェンタと打ち解けている。
アリソン・テリオーは代表作に『ミートマーケット/ゾンビ撃滅作戦』があります。
ジャネットを助けて安全な施設に案内すると言われるが、罠かもしれないと忠告した。
施設にたどり着くと、ジャネットに銃を向けられて武器を没収されて強制的に収容された。
同性愛者の疑いで処刑され、施設の食料にされるが、ハバード博士の血を吸って復活する。
最後はアジェンタを助け出すと、アズールの幻に助けられて無事に施設を脱出した。
・フェリデン(演:ステファン・エン)
アジェンタとネメシスとともに自警団を組織する。右目にアイパッチをしている。
ステファン・エンは本作が長編映画デビュー作となります。
一向に減らないゾンビとの戦いに弱音を吐いてしまい、アジェンタに銃口を向けられた。
ジャネットを助けて施設に向かうが、裏切られて強制的に収容されて実験台となる。
右腕にゾンビとなるナノマシンを含んだ蛆を入れられ、徐々にゾンビ化していく実験台に。
最後は戻ってきたゲーレン博士を殺すとゾンビを解き放ち、拳銃で自殺をした。
・ヴァレリア(演:テレサ・サイモン)
アジェンタとネメシスと生き残ったヴァンパイア。自警団を結成して一緒に行動していた。
テレサ・サイモンは代表作に『ミートマーケット/ゾンビ撃滅作戦』があります。
最後は病院から奪った血液を受け付けず、結局は衰弱してそのまま死亡してしまう。
・ハプスバーグ中尉(演:テラ・トムセン)
ゾンビに襲われていたところをアジェンタたちに助けられ、安全な施設を案内した。
テラ・トムセンは代表作に『ミートマーケット/ゾンビ撃滅作戦』、『Binge & Purge』などがあります。
実は施設側の人間で、実験体を欲するハバード博士の元に有用な人間を騙して捕まえていた。
施設にたどり着くと正体を暴いて、有用な人体実験の為に三人を拘束して中に入れた。
特に有能なアジェンタに目をかけて、ビルからも施設を案内するように言われて連れ出す。
最後はアジェンタたちに助けを求めるが、手榴弾を置いていかれ、自爆の道を選んだ。
・ハバード博士(演:デイヴ・クロウチャック)
軍事施設で原料となる人間を解体していた。ゲーレン博士と違って死体が相手となっている。
デイヴ・クロウチャックは代表作に『Binge & Purge』、『Exhumed』などがあります。
運び込まれる死体を解体していくと、それを惚れ惚れと見ながら自慰行為を始めてしまう。
完全に隔離された腑分け場と化した仕事場では、お気に入りの死体を刻んで自慰をしていた。
最後は処刑されたネメシスに手をかけるところで指を食われ、血を吸われて死亡した。
・ゲーレン博士(演:チェック・デペッパ)
軍事施設で人間を実験にして、ゾンビとの共存の可能性を研究するマッドサイエンティスト。
チェック・デペッパは代表作に『G.O.D.』、『『Binge & Purge』などがあります。
運び込まれたフェリデンが白人じゃないと少し悪態をつくが、すぐに気持ちを切り替える。
健康的な女性をゾンビに腕を噛ませて感染経過を観察して、嬉しそうに記録を書いていた。
フェリデンに妄想を見せて気持ち良くさせ、右腕を抉ると感染した蛆を傷口に入れた。
最後は食事の後にやって来ると、フェリデンの反撃を受け、ゾンビに顔面を食われて死亡。
・ビル(演:ロッド・ネスビット)
施設のボス。政府に代わる通商協会を立ち上げ、需要と供給を独自に作って生活を維持する。
ロッド・ネスビットは代表作に『Binge & Purge』、『Exhumed』などがあります。
22歳で大富豪となって、ゾンビが支配する前から施設を作っていて支配者となっている。
選ばれた人間だけで世界を再建しようとして、弱者を実験台や食料にしている。
ひと目でアジェンタを気に入って出世を約束するが、人食行為に反対した彼女を監禁させる。
最後は非常事態を理解できずゾンビ相手に演説するも、あっさりと食われて仲間入りする。
・アズール(演:キャム・パイプス)
オカマの覆面レスラー。過去にヴァンパイアと因縁があったが、ゾンビ打倒に協力した。
キャム・パイプスは代表作に『ミートマーケット/ゾンビ撃滅作戦』があります。
最後は逃げ道のなかったアジェンタとネメシスの前に幻として現れ、ゾンビを全部倒した。
感想
個人的な評価
本作はブライアン・クレメントが監督、脚本、製作、編集、特殊メイクを手がけた作品の続編となっています。
前作同様に冒頭でゾンビメイクをしている監督が鑑賞する際の注意点を話しています。
一応は続編という形で前作の生き残りであるアジェンタとネメシスが引き続き登場します。
もう一人のヴァンパイアであるヴァレリアは冒頭で血液が受け付けず一瞬で退場しています。
前作のぶっ飛んだ展開とは違い、本作はなんだか普通のゾンビ映画みたいになってしまう。
相棒だったシュラックがゾンビに噛まれて感染して死んでいるので、必然的にアジェンタが主人公となっています。
ただ、前作よりも太ったのか同一人物には見えず、何より本作では人物紹介がまったくなくて不親切です。
ヴァンパイアのヴァレリアは冒頭で死ぬし、ネメシスも髪型が変わっていて同一人物とは思えなかったです。
本作は予算が前作よりもあったのか、なかったのか、それが分からないぐらいストーリーのクォリティーが低下しています。
その分、前作よりもエキストラを大量に投下していて、ゾンビの大群を実現させているが。
前作ではなかったヴァンパイアの能力を本作で発揮している点は評価できるだろう。
主人公となったアジェンタに魅力がなくなった分、唯一のヴァンパイアとなったネメシスの活躍はかなり良かったです。
ゾンビメイクも前作と同様に凝っているけど、安っぽさが拭えないのは相変わらずでした。
クラシック型のゾンビで物量による最大の攻撃も、狭い施設内ならば発揮されていた。
しかしながら、本作は明らかに前作よりも劣っていて、最低限の主要人物の紹介がない時点でダメだろうと思う。
ただ、尺として80分を切っているので、ガマンをすればすぐに終わりますし、途中でおっぱいの描写があるのでなんとかなると思います。
それでも本作は面白いとは言えず、ちゃんとした映画を観たい人ならばオススメはしない。