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続・空飛ぶギロチン/戦慄のダブル・ギロチン VD-272

続・空飛ぶギロチン/戦慄のダブル・ギロチン VD-272

作品紹介

公開年月  1978/01/19
ジャンル  カンフー/アクション
原作  なし
監督  チェン・カン、ホア・シャン
脚本  ニー・クァン、チェン・カン、ほか
製作  ラン・ラン・ショウ
製作国  香港
鑑賞方法  動画配信サービス

あらすじ

清朝の雍正帝が敷く悪政に反乱の気運が高まる中、かつて暗殺集団に属していたマーは平和に妻と子供と暮らしていた。
マーを捕まえるべく雍正帝は更なる殺人武器「連結血滴子」を開発させて命令を下した。
雍正帝の悪政を打倒する女性だけで構成された反乱分子にマーは力を貸す中、リーダーは家族への思いを抱えていたのだった。

登場人物&出演者

マー・トン(演:ティ・ロン)
主人公。元皇帝護衛官で暗殺者。現在は皇帝から逃れて妻と息子と平穏な生活を送っている。
ティ・ロンは代表作に『男たちの挽歌』、『酔拳2』などがあります。
逃亡する身で正体がバレると常に逃げ出している生活を送り、反乱分子と接触する事になる。
雍正帝から逃げ回っている間、反乱分子たちが集うが、結果的に妻子が殺されて合流する。
開発された連結血滴子を打ち破る為の武器を考案し、ついに雍正帝の前に出て直接対決する。
最後はナーとバイたちと雍正帝を追い詰め、連結血滴子を破って逆に首をもぎ取るも死亡。

ナー・ラン(演:シー・ズー)
ヒロイン。軍事秘書官の娘。小さい頃から武術の鍛錬をしている。女性ながら武芸の達人。
シー・ズーは代表作に『ドラゴン vs 7人の吸血鬼』、『カンフーエンペラー』があります。
反乱分子に加担して、密かに雍正帝の情報を流して優位に進めようと一人で行動している。
雍正帝に逆らえない父親を理解しているが、漢民族の母親が家族の為に首吊り自殺している。
圧政を敷く雍正帝を倒すべく奔走し、連結血滴子を使う女性部隊のリーダーまで信頼を得る。
最後はマーとバイたちと雍正帝を追い詰めるが、兵士たちに致命傷を負わされて死亡した。

・バイ・タイ・クワン(演:ワン・チュン)
雍正帝の圧政に不満を持つ反乱分子の一人。単身で雍正帝の暗殺を計るも失敗して帰還する。
ワン・チュンは代表作に『復讐武侠客』、『男たちの鎮魂歌(レクイエム)』があります。
反乱分子を統率するジンの弟であるが、勝手な行動で雍正帝を暗殺する計画の参加を拒む。
同志が朝鮮人に扮して暗殺する計画が失敗すると、またしても単身で挑むも失敗してしまう。
結果的に生きていた同志を殺害してしまい、駆けつけたナーの助けでなんとか逃げ出した。
最後はマーとナーたちと雍正帝を追い詰めるが、右腕をもぎ取られて兵士たちに殺された。

ガン・ジン・フン(ワイ・ワン)
皇帝の側近。常にバオと一緒に行動していて、あくまで雍正帝を守る為に警戒している。
ワイ・ワンは代表作に『少林寺列伝』、『続・空飛ぶギロチン/戦慄のダブル・ギロチン』などがあります。
圧政を敷いている雍正帝に忠義を誓っていて、命令があればどんな賢人でも処刑をする。
軍事秘書官に対しても命令できるほどの立場にあって、ナー・ランの行動を怪しく見ていた。
ナー・ランが暗殺部隊のリーダーに任命されると、雍正帝の為に連結血滴子を習得する。
最後は反乱分子たちに乗り込まれると、連結血滴子を使うもマーの対策で殺されてしまう。

バオ・イン(演:ロー・リエ)
皇帝の側近。ガンと一緒に行動している。ガンと同じく雍正帝を陥れる者を告げ口する。
ロー・リエは代表作に『吼えろ!ドラゴン/起て!ジャガー』、『続・少林寺鶴拳/邪教逆襲』などがあります。
ガンと同じく雍正帝に逆らう者たちへの処刑を提案し、すぐに実行する迷いのなさを見せる。
ナー・ランが女性を引き連れて暗殺部隊に志願してくると、試験への参加を止めていた。
ずっとナー・ランを監視していたが、裏切り者だと見抜けずに結局は出し抜かれてしまう。
最後は反乱分子たちに乗り込まれると、ガンとともに迎え撃つもマーに破られて死亡した。

雍正帝(演:クー・フェン)
清朝第5代皇帝。圧政を敷いて民を苦しめている。反目する者を容赦なく処刑する冷酷さ。
クー・フェンは代表作に『片腕必殺剣』シリーズ、『プロジェクトBB』などがあります。
圧政に苦しむ民の代弁する賢人たちに迷いなく処罰を下し、止める恩人の言葉すら無視する。
ずっと逃げ回っていたマー・トンに異常な執着心を持ち、新たな連結血滴子を開発させる。
忠義を誓ったナー・ランを女性部隊のリーダー、暗殺部隊のリーダーにも指名してしまう。
最後はマー、ナー、バイの三人に善戦するが、連結血滴子によって首をもぎ取られて死亡。

感想

個人的な評価

本作は1975年に公開された『空飛ぶギロチン』で大きな反響を呼び、その後は様々な亜流作品を生み出しています。
そんな本作は製作元であるショウ・ブラザースが続編として作り出した映画となります。
前作からのキャストを一新させて、主人公であるマー・トンを人気スターだったティ・ロンが演じています。
しかしながら、実質的な主人公となるのは軍事秘書官の娘であるナー・ランを演じるシー・ズーが物語を動かしています。
本作の雍正帝は相変わらず非情で背いた者は容赦なく処刑し、余計な一言で一族まで処刑するという徹底ぶりを発揮しています。
一応、続編という事でマーはすでに逃亡生活を送っている状態であり、そこに雍正帝を倒そうとする反乱分子たちと合流していく展開となる。
前作では人の命の軽さ、お互いの信頼関係の脆さなど、時代を反映したシリアスなストーリーだったが、本作もそれを引き継いでいます。
ただし、そこまで踏み込んでいるワケじゃなく、あくまでコンパクトにまとまっています。
反乱分子という雍正帝に対抗する勢力がいる事で登場人物が増えているが、主要となるナーやマーはしっかりと物語の中核にいます。
アクションに前作よりも増えていますが、逆にタイトルともなっている「空飛ぶギロチン(血滴子)」の活躍がほとんどない。
あくまで雍正帝を倒す事が目的になってしまっているので、新たに開発された「連結血滴子」もあまり意味がなかった。
何よりマーによってすぐ攻略されてしまうが、皮肉にも雍正帝の命を奪う結果になったのはせめての救いになったと思います。
前作よりも物語がコンパクトになっているけど、キッチリと決着をつけただけでも続編として悪くないです。
そして、相変わらず70年代らしい敵を倒したら終わりという潔さが素晴らしいです。
どう考えても主人公がピンチの状態にも関わらず、その先をまったく見せずに終わらせたのは逆に強烈なインパクトでした。