作品紹介
公開年月 | 2011/07/27 |
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ジャンル | アクション/サスペンス |
原作 | なし |
監督 | キオニ・ワックスマン |
脚本 | スティーヴン・セガール、ジョー・ハルピン |
製作 | デボラ・ギャブラー、セルジオ・セッサ |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
シアトルの日本人キャンプ「キャンプ・ハーモニー」でフェンスに貼りつけられたストリッパーの死体が発見される。
そこでシアトル警察特別捜査班(SIU)のジュリエットとサラは被害者の働いていたストリップダンサーになって潜入捜査を開始する。
犯人は捕まるも似た事件が発生し、それも身内の女性警察が殺され、現場と本部の捜査の軋轢が生まれるのだった。
登場人物&出演者
・イライジャ・ケイン(演:スティーヴン・セガール)
主人公。特別捜査班“SIU”のリーダー。殺人事件の現場で原因や状況からすぐに判断する。
スティーヴン・セガールは近年の出演作に『沈黙の終焉』、『沈黙の達人』などがあります。
殺されたダンサーの保証人の尋問から情報を得られず、クラブでの潜入捜査を決断する。
なぜかそこに客として同行して、店のオーナーから来ている人間の情報を現場で聞き出す。
一度犯人を捕まえるが、またも事件が発生するが、すぐに模倣犯だと分かって捜査をする。
最後はチームの情報収集でトゥールが犯人だと分かり、彼を逮捕して刑務所にぶち込む。
・ジュリエット・ソーンダーズ(演・ミーガン・オリー)
特別捜査班“SIU”のメンバー。ケインが最も信頼しているメンバーで的確な判断をする。
ミーガン・オリーは代表作に『スピーシーズX/美しき寄生獣』、『デッドライジング/ウォッチタワー』などがあります。
めぼしい情報がなく、手がかりがストリップクラブという事でウェイトレスとして潜入する。
サラがダンサーに扮して人気を得ていると、過去にやっていた事を聞いて納得していた。
次のターゲットがサラだと知るが、なぜか彼女の監視をせずに帰らせて見失ってしまう。
最後はバイカー・ギャングの銃取引現場に潜入して、一人を気絶させて数人を逮捕させた。
・ブレッド・ラドナー(演:ウォーレン・クリスティー)
特別捜査班“SIU”のメンバー。チームの若手。何かと積極的に行動して情報を集めていく。
ウォーレン・クリスティーは代表作に『マンハッタン恋愛セラピー』、『アポロ18』がある。
メイソンとともにストリップクラブで手がかりを探すが、中学生のように楽しんでいた。
次のターゲットがサラだと分かって監視役をするが、門番と揉めて彼女を見失ってしまう。
バイカー・ギャングの銃取引現場で銃撃戦を繰り広げて、チームで数人を逮捕した。
最後はロス市警の父親が内部告発する事をケインから聞き、一緒にやってくれと頼まれた。
・アンドレ・メイソン(演:ウィリアム・“ビッグ・スリープス”・スチュワート)
特別捜査班“SIU”のメンバー。黒人で既婚者。ラドナーとは対照的に大人の対応を心得る。
ウィリアム・“ビッグ・スリープス”・スチュワートは代表作に『わすれた恋のはじめかた』、『ディープ・アンダ・カバー』などがあります。
あくまで仕事としてストリップクラブに行き、結婚記念日なのに帰れず文句を言っていた。
次のターゲットにされたサラの監視役をするが、ラドナーが門番と揉めて一緒にケンカする。
容疑者に上がった詐欺師の男を訪ねるが、発砲されて逃げられるがなんとか捕まえた。
最後はバイカー・ギャングの銃取引現場で銃撃戦を展開し、なんとか数人を逮捕できた。
・サラ・モンゴメリ(演:サラ・リンド)
特別捜査班“SIU”のメンバー。チームの中で最も若い。ケインに常に心配されている。
サラ・リンドは代表作に『フォレスト・オブ・ザ・デッド』、『ウルフ・コップ』がある。
今回のストリッパー連続殺人事件で自分に良く似た被害者を見て、捜査に熱が入ってしまう。
潜入捜査としてストリップクラブにダンサーとして入り、過去にバイトしていたという。
事件記者のトゥールの母親がホラー小説家で、大ファンから彼とデートするも怪しいと知る。
最後は母親の小説から使用された毒物があった事を知り、尋問の時にトゥールに詰め寄った。
・タナカ(演:ジョージ・タケイ)
シアトル警察の検視館。ストリッパー連続殺人事件で運ばれた被害者の遺体を調べていく。
ジョージ・タケイは近年の出演作に『幸せの教室』、『アメリカン・ドリーマーズ』がある。
今回の事件で絞殺された後、レイプされているが、被害者がサラそっくりで驚いていた。
犯人が捕まって終わったと思った事件が繰り返され、模倣犯であるとケインから聞かされる。
最後は勝手に施設へ入ってきたトゥールにビビってしまい、証拠品を持ち出されてしまう。
・チェン(演:ツィ・マー)
ハーブの栽培をしている。裏社会にも通じていて、ケインにとって重要な情報屋でもある。
ツィ・マーは代表作に『ラッシュアワー』、『メッセージ』などがあります。
今回のストリッパー連続殺人事件で中国の事柄が中国人が絡んでいて情報を提供している。
捜査が行き詰まってしまい、サラが更なる情報を手に入れるべく話しを聞きに来ていた。
一度犯人は捕まるが、またしても事件が起きる上に警官が殺された事でミラー刑事が怪しむ。
最後はミラー刑事の強引な尋問に負けず、事件とは関係ないと確信するケインに解放された。
・ミラー刑事(演:ロン・セルモア)
別地区の刑事。ストリッパー連続殺人事件の犯人が捕まるも、また発生して捜査に加わる。
ロン・セルモアは代表作に『ブレイド3』、『トロン:レガシー』などがあります。
以前からケインとはソリが合わず、彼らの甘い捜査に辟易して強引なやり方を通そうとする。
ハーブを栽培するチェンが怪しいとして、彼の周りにいる人間を全員警察署に連行する。
チェンに対して強い態度で脅迫のような尋問を行うが、ケインに咎められてしまう。
最後は真犯人を捕まえたケインに自分の間違いを認めるが、それでもいがみ合っている。
・マイルズ・トゥール(演:マイケル・エクランド)
事件記者。母親は有名なホラー小説家。すでに亡くなっているが特に悲しんでいない。
マイケル・エクランドは代表作に『ハウス・オブ・ザ・デッド』、『ディヴァイド』がある。
ストリッパー連続殺人事件が発生すると、取材する為に現場へ入ろうとするが止められる。
なんとか取材をしたいとして現場を何度も訪れ、サラが母親のファンだと知り接近する。
実は自分には才能がなく自身を見失い、偉大な母親の名声の下で生きる事が殺人の動機に。
最後はサラとのデートで行動がバレてしまい、状況証拠を突き付けられて結局観念した。
感想
個人的な評価
本作はスティーヴン・セガール主演のテレビ映画シリーズ「TRUE JUSTICE」の第2弾。
シアトルを舞台に警察の特別捜査班“SIU”が活躍するドラマのような展開となります。
元々が45分程度のテレビ映画を2話分繋げているので、内容的には多少の強引な展開や部分があります。
ただ、スティーヴン・セガールが主演の刑事ドラマシリーズなので矛盾が生じても仕方ない。
本作ではシアトル警察に属する特別捜査班“SIU”が事件を解決していくが、結局はスティーヴン・セガールの独壇場になります。
チームはあくまでスティーヴン・セガールの活躍を際立たせる為にいるだけという立ち位置。
その為、前作での失敗を繰り返さないように監視体制をしっかりすると宣言しながら、チームの面々は油断しまくり。
潜入捜査していたチームメイトが行方不明となるけど、次の日には普通に職場へ来ている。
基本的な「報・連・相」がまったく出来ておらず、同じ失敗をすぐに繰り返す特別捜査班はケインがもの凄くフォローしている感じです。
本作は2話分の内容を繋ぎ合わせている上に、刑事ドラマのような展開なのでアクションも控え目で銃撃戦もあまりない。
それでもスティーヴン・セガールがちゃんと格闘アクションやっているから、それが見られるだけでも充分だと言えるだろう。
もの凄く面白いというワケじゃないが、チームのポンコツぶりとスティーヴン・セガールの独壇場という構図は面白い作品でした。