作品紹介
公開年月 | 2016/12/01 |
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ジャンル | ホラー/ファンタジー |
原作 | なし |
監督 | レネ・ペレス |
脚本 | レネ・ペレス |
製作 | グレン・スチュワート |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
娘がいるにも関わらず飲酒とクスリと深夜に及ぶクラブ遊びが止まらないブレアは、ついに現行犯逮捕で刑務所に収監されてしまう。
1年後、仮釈放されたブレアは迎えに来た元夫には、新しい妻ドナがいて、裁判所の判断で娘に会える条件にフルタイムの就業を提示される。
就職活動に苦戦するブレアは洞窟ガイドに採用されるが、怪しげな老婆に呪いの印を刻まれると、彼女の周辺で次々と異変が起き始めるのだった。
登場人物&出演者
・ブレア(演:カリン・ブラウンス)
主人公。夫と娘がいるにも関わらず、クラブでクスリをやって逮捕されて一年服役する。
カリン・ブラウンスは代表作に『Snabba cash』、『The Wishing Forest』があります。
出所するも就職しない限り娘とは一週間に二度しか会えず、犯罪歴のせいで面接に受からず。
夫の新しい妻に仕事を紹介されるも魔女の呪いを受け、モンスターを引き寄せる事に。
サイドウ教授から話しを聞くも役に立たず、道中で殺人鬼に誘拐されて餌食となってしまう。
最後はクリーチャーに危機一髪を助けられると、反撃して倒し、娘との再会を約束する。
・レジナルド・サイドウ(演:レジー・バニスター)
考古学者。独自に超常現象を調査している。ずっと魔女のいる洞窟を調べていた。
レジー・バニスターは代表作に『ファンタズム』シリーズ、『メタルマン』などがあります。
洞窟の近くで車の中にいたブレアを発見して、取材を試みるも名刺だけを渡して逃げられた。
次の日にブレアが来ると、オプシディアンの心臓の印という呪いにかかっていると話す。
最後は洞窟に入った知り合いを紹介するが、ブレアはそうならないように奔走する事になる。
・ロベルト(演:ジョン・キャラッチオリ)
ブレアの元夫。妻のブレアがクラブで遊び呆けて逮捕されて勝手に離婚届を出していた。
ジョン・キャラッチオリは代表作に『Vale Tudo Project』、『Call Me King』があります。
一年も経たないうちにドナと出会って、すぐに結婚して娘とも仲良くやっているという。
出所してきたブレアを迎えに行くが、すでに二人の関係が終わっていて冷たい態度を取る。
監査員が面接に来てもブレアがやって来ず、言い訳の電話をした彼女に呆れ返っていた。
最後はブレアがまたもクスリをやっていると勘違いし、ドナに言葉で見切りをつけた。
・キティ(演:ニコール・スターク)
ブレアの親友。元々はクスリの売人だが、今は足を洗って恋人のプロポーズを待っている。
ニコール・スタークは代表作に『Falling Flat』、『The Punished』などがあります。
出所してきたブレアを家に迎え入れて、娘に会う為にスウェットを用意してくれた。
恋人からのプロポーズを期待するが、デートをキャンセルされ、ブレアに黙って家に留まる。
最後は呪いでモンスターを引き寄せるブレアのおかげで侵入したグールに食われてしまう。
・リンダ(演:レイア・ペレス)
ブレアとロベルトの一人娘。ブレアがいない間に継母となったドナと仲良くやっている。
レイア・ペレスは代表作に『The Dead the Damned and the Darkness』、『The Punished』などがあります。
出所してきたブレアと再会するが、監査員の判断によって一週間に二度しか会えない。
二度目の面接でブレアがすっぽかすが、絶対に来るとロベルトに言っていた。
最後は呪いと向かい合う事を決意したブレアからの電話で、また会う約束をする事になる。
・ドナ(演:ジュリア・レーマン)
ロベルトの新しい妻。一年も経たないうちに付き合って、すぐにロベルト結婚をしている。
ジュリア・レーマンは代表作に『超能力学園ZZ』、『バーニング・デッド』などがあります。
リンダとは上手くやっているようで、主婦とは思えないようなセクシーな服を着ている。
就職活動に苦戦していたブレアに仕事を紹介するが、それは罠で彼女は呪われてしまう事に。
実は魔女と結託していて、自分が幸せになる為にブレアを洞窟に行かせていたという。
最後はブレアが無事に呪われた事を確認して、魔女のところまで来て礼を言いに来ていた。
感想
個人的な評価
本作は『バーニング・デッド』で知られるレネ・ペレスが監督を務めています。
主人公のブレアを演じるカリン・ブラウンスは他に製作総指揮としても参加しています。
さすがに主演のカリン・ブラウンスが製作総指揮に参加しているだけに、主人公をどれだけ良く魅せようとする演出に力を入れている。
ただ、監督が『G.I.ウォー』や『カウボーイ&ゾンビ』、『ジャンゴ vs エイリアン』などのクソ映画を作る人である。
つまり、本作も例に漏れず、かなり適当な設定で主人公を魅力的に演出しようとする点だけを気をつけていた感じでした。
始まってすぐに主人公がクスリで逮捕され、一年間刑務所で服役して出所するところから物語が加速していきます。
あまりにも雑すぎる前置きに驚くが、冒頭で出てきた青いオークみたいなヤツがラストボスっぽい演出に期待しました。
しかし、ラストで案の定登場してくるが、物語の本筋とはまったく関係なくて、主人公の呪いにただ引き寄せられた一名に過ぎなかった。
主人公が呪われて、あらゆる邪悪なモノに追われる設定は面白いが、これを活かそうとする努力がまったく伝わってこない。
さすがはレネ・ペレス監督が作っているだけに、こんなにもワクワクしない展開はお手の物と言えるだろう。
本作の救いとしては女優陣が美人揃いという点と、上映時間が79分という短さだろう。
あとは全体的に適当な感じで作っていて、ジャケットにある斧は当然出ず、代わりにハンマーで青いオークを主人公が倒します。
しかも、本作は続編を作るというニュアンスで終わっていて、レネ・ペレス監督はそこら辺のサービスを忘れていません。
ちゃんとした監督と脚本、あとは多少の予算があれば、出発点のアイデアは良いので、面白い作品になる可能性だけは秘めていると思います。