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人肉食堂/とむらいレストラン RE-2738

人肉食堂/とむらいレストラン RE-2738

作品紹介

公開年月  1966/11/30
ジャンル  ホラー/コメディ
原作  なし
監督  T・L・P・スワイスグッド
脚本  T・L・P・スワイスグッド
製作  アレックス・グラッタン
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

夜の街で惨殺を繰り返す黒いバイクスーツの三人の殺人鬼。
彼らはレストランの店員と葬儀屋をしていて、殺した遺体の一部を持ち帰り、レストランで料理して出していたという。
そんな殺人鬼たちに美人秘書を殺された探偵が復讐を誓い、事件解決に乗り出すのだった。

登場人物&出演者

ハリー・グラス(演:ラッド・フルトン)
主人公。私立探偵。家賃を滞納していてドアに貼り紙をされても一切気にしていない。
ラッド・フルトンは代表作に『春来りなば』、『アトランタイド』などがあります。
秘書であるアンとは恋人であるが、何度か結婚を迫られても適当にはぐらかしていた。
そのアンがバラバラ殺人の被害者となり、警察と協力して独自に捜査を開始する。
新しい秘書にフライデーとサーズデーを採用し、モートンたちを誘い出す事に成功する。
最後は仕事をしていたサーズデーが妹を亡くした事を悔やみ、そのままどこかへ行く。

フライデー/サーズデー(演:ウォーレン・オット)
アンを亡くして新たな秘書を探していたハリーの元に最初はフライデーがやって来る。
ウォーレン・オットは代表作に『The Phantom Planet』、『The Invincible Six』がある。
フライデーがグリーシースプーンカフェに行くが、そこで手術を受けて死亡する。
次に妹の恨みを晴らすべくハリーの元に来て、なぜか彼に惚れて一夜を共にしてしまう。
なぜか一緒にドライブしている時に置き去りにされ、危うくダグとモートンに殺される。
最後はモートンに追いかけられるが、事務所に来た刑事のおかげで助かり復讐を果たした。

アン・ポートリー(演:サリー・フレイ)
ハリーの秘書。同時にハリーとは恋人関係であり、挨拶代わりに結婚を迫っている。
サリー・フレイは代表作に『帰郷』などがあります。
レストランで店主のスパイクと言い争い、結局はハリーとともに食べずに店を出た。
最後はスパイクたちに狙われてしまい、帰宅した直後に三人のバイカーに襲われて死亡。

スパイク(演:リック・クーパー)
グリーシースプーンカフェの接客係。サービスがちゃんとしておらず、明らかに不潔。
リック・クーパーは代表作に『トラ・トラ・トラ!』などがあります。
アンを連れてやって来たハリーとは顔馴染みだが、なぜか彼女に対して嫌味を口にする。
基本的にメニューは仕入れた人肉の一種類だが、パイなどの甘い物は作り置きしている。
料理番のダグと葬儀屋のモートンと三人でバイクに乗って夜な夜な人肉を仕入れる。
最後はモートンがナンバープレートを落とすが、なぜか新たな料理の実験になって死亡した。

ダグ(演:マーティ・フリードマン)
グリーシースプーンカフェの料理番。医科大学を退学しているが、外科手術に興味がある。
マーティ・フリードマンは本作が長編映画デビュー作となります。
スパイクやモートンとともに夜な夜なバイクに乗って、街にいる若い女性の肉を仕入れる。
厨房ではいつも医学書を読んでいて、実際の死体を前にして手術の練習をしている。
ハリーが新たに採用した秘書のフライデーが病気だと勘違いし、生きたまま手術をした。
最後はハリーに置き去りにされたサーズデイを狙ったが、トラックに撥ねられて死亡。

モートン(演:レイ・デニス)
葬儀屋。バラバラ殺人事件が起きると、なぜか誰よりも早く駆けつけて葬儀の手続きを迫る。
レイ・デニスは代表作に『Agent for H.A.R.M.』、『The Severed Arm』などがあります。
最初は良心的な料金設定するが、実際に葬儀をやると10倍の値段になって要求する詐欺師。
適当な木箱に詰めたアンの葬式を見たハリーによって殴り倒されてケガを負ってしまう。
新たな人肉を手に入れようとするが、ナンバープレートを落として正体がバレる事に。
最後はサーズデイを狙ってハリーの事務所まで来るが、結局は刑事になぜか殺されてしまう。

感想

個人的な評価

本作は『ミミズバーガー』や『人間ミンチ』で知られるテッド・V・マイクルズが総指揮を担当した作品となります。
いわゆるトラッシュ・ムービーと呼ばれるB級映画であり、上映時間も一時間ほどという長編映画にしては短い作品です。
今回は1966年の作品となりますので、もう半世紀以上も前の映画となります。
カラー映像なので白黒よりも見やすいですが、全体的に昔の映画という印象でした。
とにかく、音楽の使い方が現代と違い、ドラムの音だけでかき立てる演出が逆に新鮮でした。
さすがに総指揮を担当しているテッド・V・マイクルズの影響もあって、本作もなかなかのグロテスクな映像があります。
ただし、現代と違って作っている感じがすぐに分かってしまうので、グロテスクな描写が苦手な人は大丈夫かもしれません。
トラッシュ・ムービーというだけあって、シリアスにならず、適度なところでコミカルな要素を入れています。
ただ、それが効果的だと思えず、そもそもテンポもそんなに良くないので、更に悪くしているような印象を持ちました。
とは言っても、半世紀以上も前の作品なので、映画の構造が現代と違っているので、本作は本作で味のある内容に仕上がっていると思います。
しかし、決して本作は面白いワケじゃなく、こういう作風が好きな人なら楽しめる程度なのでオススメはできない作品です。

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