96時間/リベンジ RE-1887

作品紹介

公開年月  2012/10/03
ジャンル  アクション/サスペンス
原作  なし
監督  オリヴィエ・メガトン
脚本  リュック・ベッソン、ロバート・マーク・ケイメン
製作  リュック・ベッソン
製作国  フランス、アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

かつて誘拐された娘のキムを救い出す為にたった一人で人身売買組織を壊滅させた元CIAの秘密工作員のブライアン・ミルズ。
誘拐事件のトラウマを克服しつつあるキムと、元妻のレノーアとの復縁を願い、ミルズは二人をトルコへの海外旅行を連れて行く。
キムとレノーアが謎の男たちに拉致され、それはミルズに息子を殺されたアルバニア人だと判明すると、奪還するべく一人で立ち向かうのだった。

登場人物&出演者

ブライアン・ミルズ(演:リーアム・ニーソン)
主人公。元CIAの秘密工作員。ボディガードをしながら生計を立て、娘との絆が復活した。
リーアム・ニーソンは代表作に『シンドラーのリスト』、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』などがあります。
過剰に娘を心配するせいで元妻に注意されるが、勝手に恋人の家を探して連れ出してしまう。
別居中の元妻を励ますべく、イースタンプールでの仕事に娘とも誘って休息を取らせた。
マルコの復讐に元妻と誘拐されるが、逃げた娘に指示を出して場所を割り出して自力で脱出。
最後は捕まった元妻を見つけ、ムラドを逃すと言い放つも、銃を向けられたので殺した。

・キム・ミルズ(演:マギー・グレイス)
ミルズの娘。フランスでの誘拐から立ち直っていて、普通の感情を取り戻そうと恋人を作る。
マギー・グレイスは代表作に『ザ・フォッグ/2005年版』、『ナイト&デイ』があります。
車の免許試験を二度も落ちて、ブライアンに教えてもらうが、恋人の家から連れ出される。
イースタンプールに誘われて母親とやって来て、空気を読んでホテルに残ってデートさせた。
ムラドたちに捕まるとブライアンに言われて逃げ出し、指示を受けて居場所を探り当てた。
最後は車の運転を任されて大使館に保護され、帰国後は完璧な出来で免許試験に合格した。

・レノーア・セントジョン(演:ファムケ・ヤンセン)
ミルズの元妻。キムの誘拐事件以降、夫とは不仲になって、別居状態で精神的に参る。
ファムケ・ヤンセンは代表作に『007/ゴールデンアイ』、『ザ・グリード』などがあります。
キムの運転を見る為に来るブライアンとは以前よりも親しくなり、友達に近い関係を築く。
ブライアンに誘われてイースタンプールに来て、彼とデートするがムラドの部下に追われる。
ムラドたちに捕まって精神的に追い詰められ、ケガまでして、またも連れ去られてしまう。
最後は拷問されそうになるが、居場所を見つけた駆けつけたブライアンに助け出された。

・サム・グロスマン(演:リーランド・オーサー)
ブライアンの友人で元同僚。CIAの元工作員で、ブライアンと仲間たちと今でも交流する。
リーランド・オーサーは代表作に『エイリアン4』、『プライベート・ライアン』がある。
庭でバーベキューして、まだレノーアに気があるとして、他の仲間たちとからかっていた。
最後はブライアンから連絡を受けると、大使館で保護を求められ何も聞かずに手続きをした。

ジャン=クロード(演:オリヴィエ・ラブルダン)
フランスの国土監視局の副局長。いつものように家へ帰るとムラドの部下に襲われた。
オリヴィエ・ラブルダンは代表作に『グレース・オブ・モナコ/公妃の切り札』、『チャップリンからの贈りもの』などがあります。
拷問を受けてブライアンの居場所を吐かせようとするが、知らないと一点張りで主張した。
最後は子供たちのぬいぐるみを見せられ、ついに折れてブライアンの居場所を話してしまう。

スコ(演:アラン・フィグラルツ)
ムラドの腹心。格闘技の使い手。ムラドの右腕でいち早くイースタンプールで準備する。
アラン・フィグラルツは代表作に『あるいは裏切りという名の犬』、『スペシャル・フォース』などがあります。
手下を引き連れて用意周到に準備をしながら、地元警察も買収して味方に引き入れる。
尾行に気付かれて撒かれそうになるが、逃げるレノーアを捕まえてブライアンも捕まえた。
ブライアンと娘に逃げられるが、ムラドの命令でレノーアに拷問を加えようとしていた。
最後はブライアンに居場所を突き止められ、タイマン勝負を挑むも結局は殺されてしまう。

ムラド(演:ラデ・シェルベッジア)
アルバニア系犯罪組織のリーダーだったマルコの父親。息子や仲間の死を絶対に許さない。
ラデ・シェルベッジアは代表作に『スペース・カウボーイ』、『ザ・シューター/極大射程』などがあります。
ブライアンに復讐をしようと故郷から部下たちを引き連れ、あらゆる手段で探し出した。
イースタンプールにいると知って、ブライアンとレノーアを捕まえ、逃げた娘を追わせる。
ブライアンに逃げられ、残されたレノーアをバラバラにして家に帰すと脅してスコに任せる。
最後はブライアンに見つかり、逃してもらうが、立ち去る彼に銃を向けたせいで殺された。

感想

個人的な評価

本作はリーアム・ニーソンを主人公にした作品の続編となります。
前作に引き続きリュック・ベッソンが共同脚本と製作を務めています。
リーアム・ニーソンをアクション俳優にしたシリーズの2作目ながら、前作のヒットを受けて派手な続編となりました。
リーアム・ニーソンが演じる元CIAの秘密工作員が無双して、遠く離れた場所から娘を見つけ出す冷静さと残酷さが際立っていた。
娘を助ける為ならエッフェル塔すら破壊してもいいと言い切るほど溺愛していて、本作では絆が深まったが心配も同様に強くなっている。
そのワリに娘に恋人ができた事をまったく知らなかったというのはムリがありましたが。
今回の相手は息子を殺された父親が復讐の為にあらゆる手段を取るが、その理由が身勝手すぎてヤバい一家だと分かります。
自分の息子が何の罪やもなあい少女たちの人生をぶち壊しているのを知っているが、それを棚に上げて娘を助けただけの主人公に怒りを向けるのは恐ろしいです。
ただ、主人公はそれ以上にヤバいヤツであり、自由になった瞬間から悪役たちの死がカウントダウンされるのは分かりやすい。
前作では頭がお花畑だった娘が成長して大活躍したのは良かったし、足手まといじゃなく父親を助けたのは良かったです。
同じく頭がお花畑だった元妻がほとんど今回捕まった状態でありながら、パニックにならずにいた成長も見られました。
前作の悪いところだった元妻と娘の頭がお花畑だった感じがなくなり、ちゃんと主人公の役に立ったのはかなり良かったです。
悪役があれだけ復讐を決め込んだワリに、詰めの甘さがあり過ぎたのはご都合主義になったのは少し残念でした。
それでも、今回は主人公だけじゃなく、娘も頑張ったので前作より評価は高いです。