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キリング・ガンサー VD-388

キリング・ガンサー VD-388

作品紹介

公開年月  2017/10/20
ジャンル  アクション/コメディ
原作  なし
監督  タラン・キラム
脚本  タラン・キラム
製作  タラン・キラム、アッシュ・サロイア、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  動画配信サービス

あらすじ

伝説の暗殺者“ガンサー”は世界中で数多くの暗殺を遂行しながら、その正体は謎に包まれている人物。
新進気鋭の暗殺者であるブレイクはガンサーを殺害して世界最強の座を手にするべく、各国から個性豊かな凄腕の同業者たちを集めてチームを結成した。
早速とガンサーの追跡を開始するが、彼らをあざ笑うかのように次々と倒される中、ブレイクはついにアジトを突き止めるのだった。

登場人物&出演者

ブレイク・ハモン(演:タラン・キラム)
主人公。契約暗殺者。ガンサーを殺して世界最強になる為に殺し屋のチームを結成した。
タラン・キラムは代表作に『裸の銃を持つ男PART33 1/3 最後の侮辱』、『テッド2』などがあります。
相手が伝説だとして協力する人が少なく、切り札に師匠であるアシュリーが参加する。
アシュリーが参加できず、仕方なく現状のチームでガンサーを探すも弄ばれてしまう。
リサからガンサーの現住所を受け取り、ドニーたちも合流するも逆に捕まる事になる。
最後は行方不明になるがガンサーを探し出し殺すが、自爆に巻き込まれて結局は死亡した。

・ドナルド・“ドニー”・ピズナウスキ(演:ボビー・モナハン)
爆発物の専門家。なんでも爆破で暗殺する。独身。ブレイクを親友だと語っている。
ボビー・モナハンは代表作に『ウソから始まる恋と仕事の成功術』、『テッド2』がある。
チームを結成してガンサー殺しに意気込むが、ずっとサナを気にして声をかけていた。
ガンサーを殺したと勘違いしパーティし、そのままサナとベッドインして父親に追われる。
サナが自分の子供を妊娠するもブレイクと一緒にガンサーを倒そうと合流していた。
最後はガンサーのお情けで暗殺者を引退し、サナと生まれた娘と幸せな生活を送っている。

サナ・マストロック・フェローザ(演:ハンナ・シモーヌ)
ハサン・サッバーフの末裔。ラフマット・フェローザの一人娘で8歳から殺しをしている。
ハンナ・シモーヌは代表作に『オールド・ボーイ/2013年版』、『バンド・エイド』がある。
父親の名前で知られる事を嫌い、自分が立派な暗殺者だと示す為に参加をしていた。
ずっとドニーに付きまとわれるもかわし、過保護な父親の応援も何度も止めていた。
ガンサーを殺したと勘違いしパーティし、ドニーとベッドインして妊娠が発覚してしまう。
最後はガンサーのお情けで暗殺者を引退し、ドニーと娘と幸せな生活を送っている。

ゲイブ・ビールズ(演:ポール・ブリテイン)
ハッカーで暗殺者。人殺しは得意じゃないが、ハッキングよりも稼げるからやっている。
ポール・ブリテインは代表作に『モンスター・ホテル』シリーズ、『アダルトボーイズ遊遊白書』などがあります。
チームのサポートに徹していたが、何かと間が悪くブレイクの邪魔をして怒られていた。
ガンサーに仲間たちを殺され、チームが解散するもブレイクを見捨てずに彼を助けた。
ブレイクがFBIに終われうと、自分の家に撮影班も泊めるも間が悪くて邪魔していた。
最後はアシュリーの葬儀で棺を爆破され、墓石が頭を潰して呆気なく死亡してしまう。

パク・ヨンチー(演:アーロン・ヨー)
毒使いの暗殺者。東洋系でオカマ口調。血が嫌いで考えるだけで吐きそうになってしまう。
アーロン・ヨーは代表作に『ラスベガスをぶっつぶせ』、『マネーモンスター』がある。
過去にガンサーが可愛がっていた蛇を奪われ、それに対する恨みから今回参加した。
独自に配合した毒で殺すポリシーを持ち、一瞬で相手の死角に回り込む技術を持っている。
すべての携帯電話の傍受を知り合いに頼み、撃たれたガンサーの治療先を突き止めた。
最後はガンサーの車のトランクで蛇を見つけるが、噛まれて毒が回って死亡した。

ミア・ベラカラコヴァ(演:アリソン・トルマン)
南ロシアの暗殺者姉弟の姉。業界では危険視され、ブレイクの誘いを受けアメリカに来た。
アリソン・トルマンは代表作に『ザ・ギフト』、『カジノ・ハウス』などがあります。
アメリカに来て弟と楽しんでいて、国民食であるジャンクフードを楽しんでいた。
マイアミでディズニーワールドを楽しもうとするが、別の場所だと言われてブチ切れる。
最後はガンサーを殺したと喜んだ翌日、ベッドルームで姉とともに殺されていた。

バロルド・ベラカラコヴァ(演:ライアン・ゴール)
南ロシアの暗殺者姉弟の弟。よくしゃべる姉と違って、見た目から完全なる脳筋である。
ライアン・ゴールは代表作に『ビトウィーン・トゥ・ファーンズ:ザ・ムービー』がある。
姉と同じくアメリカを存分に楽しんでいて、隣りにいた子供のフライドポテトを奪った。
ディズニーワールドが楽しめると思っていたら、違うと言われて物に破壊していた。
最後はガンサーを殺したと喜んだ翌日、ベッドルームで姉とともに殺されていた。

ラフマット・フェローザ(演:ピーター・ケラミス)
元暗殺者。業界では誰からも恐れられて「悪夢」と呼ばれていた。サナを溺愛している。
ピーター・ケラミスは代表作に『タービュランス2』、『50/50フィフティ・フィフティ』などがあります。
立派な暗殺者となったサナを可愛がっていて、一番のファンだとして高らかに宣言する。
何かとサナを心配して陰から見守っていて、男が寄り付かないように見張っている。
サナがドニーとベッドインしている現場に来て、娘を寝取って本気でぶっ殺そうとする。
最後は孫ができた事でドニーとサナの結婚を許し、おじいちゃんとして過保護になる。

アシュリー(演:オーブリー・シックスト)
大ベテランの暗殺者。年齢は104歳。ブレイクや相棒の師匠で、ガンサーにも師事した。
オーブリー・シックストは本作が長編映画デビューとなります。
ブレイクが組んだチームの切り札として用意されるが、心臓発作を起こして入院する。
治療の成果で回復をして再び参加の意思を見せるが、またしても心臓発作を起こす。
三度目は車椅子の状態でブレイクに会い、仲間を殺された彼の嘆きを静かに聞いていた。
最後はブレイクの前で死んでしまい、ガンサーによって棺を爆破されてしまう。

ネイト(演:アミタイ・マーモースタイン)
ブレイクに雇われてドキュメンタリーを撮る。インタビューを交えて現場に同行する。
アミタイ・マーモースタインは代表作に『キャッツ&ドッグス/地球最大の肉球大戦争』、『パワーレンジャー/劇場版』などがあります。
丁寧にブレイクからチームのメンバーを紹介されるが、何人かに脅されて恐怖を抱く。
ガンサーから挨拶を受けてカメラを止めるが、ブレイクから撮影の続行を強制させられる。
チームのメンバーが殺され解散するが、一人で殺しに向かうブレイクに同行していた。
最後はガンサーに逆ドキュメンタリーを仕掛けられ、彼の提案で命からがら逃げた。

リサ・マッカーラ(演:コビー・スマルダーズ)
ブレイクの元妻。暗殺者だったが引退している。現在は官能的なパーティを主催する。
コビー・スマルダーズは近年の出演作に『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』、『アベンジャーズ/エンドゲーム』などがあります。
ブレイクの事は今でも好意を持っているが、仕事を選んでしまった彼と別れを決意した。
その後、ガンサーの正体を知らずに付き合ったが、結局は合わずにすぐ別れている。
ブレイクの無茶な挑戦を応援し、彼からの手紙を受けてガンサーの現住所を教えてくれた。
最後は行方不明となったブレイクとは連絡が取れず、違う男と結婚してハッピーとなる。

ロバート・“ガンサー”・ベンティック(演:アーノルド・シュワルツェネッガー)
伝説的な暗殺者。50年も暗殺家業をしているが、誰も彼の素性を知らないほど謎の人物。
アーノルド・シュワルツェネッガーは近年の出演作に『ターミネーター:ニュー・フェイト』、『アフターマス』などがあります。
ブレイクが結成したチームに狙われるが、それを逆手に取って彼らの先を行っていた。
実はすぐにブレイクがドキュメンタリーを撮っていると知り、自伝に利用する事を立案。
リサの情報から住所がブレイクたちにバレるが、すでに予測済みで彼らを歓迎した。
最後は引退してオーストリアで暮らし、ブレイクに殺されるも実は生きていたという。

感想

個人的な評価

本作は「サタデー・ナイト・ライブ」で活躍するコメディアン、タラン・キラムの長編映画監督デビューとなります。
他にタラン・キラムは脚本や共同製作、それに主演まで務めている作品となります。
ジャケットでは大々的にアーノルド・シュワルツェネッガーが映っているが、残念ながら主演ではありません。
てっきりアーノルド・シュワルツェネッガーのアクション映画だと期待したら、まったく違っていて完全なる詐欺としか言えない。
物語としては伝説的な暗殺者を演じるアーノルド・シュワルツェネッガーを主人公たちがチームを結成して殺そうとする展開となります。
監督、脚本、共同製作、それに主演を務めるタラン・キラムが物語を引っ張っていくが、これがまったく面白くないのです。
コメディアンという事でギャグみたいな展開をやっているが、一度も笑えず、ただ寒いギャグを延々と見せられている感じでした。
登場するキャラクターたちも個性をそれなりに強いが、どれも出オチという感じで会話になるとつまらなくなります。
当然のように主人公たちがアーノルド・シュワルツェネッガーに弄ばれ、頭数を揃えただけの仲間も簡単に殺されていきます。
どのキャラクターも魅力がないし、死に方も面白くないので、終盤近くまでイライラしか溜まらないぐらい退屈でした。
そして、ようやくシュワちゃんが登場すると、それまでつまらなかった作品が一気に面白くなるという不思議な感覚に陥りました。
やっぱり、シュワちゃんは他の出演者とは次元が違うぐらいオーラがあって、何より喜々として演じていたのも好印象でした。
ゴミみたいな退屈な映画も少しは楽しくなるのは、さすがのシュワちゃんと再認識するぐらいスターだと分かりました。
タラン・キラムは主演をしなければ、本作で生まれたシュワちゃんが演じるガンサーというキャラクターの主演作を作った方が絶対に面白いです。